お雑煮はアノニマスデザインか?!


アノニマスとは「無名の」とか「作者不詳の」という意味。

アノニマスデザインとは「誰が作ったか分からないけど良いものとして世間に広まり使われているもの」というような意味だ。



お正月の代表的な料理のひとつ「お雑煮」を食べつつラブラブ!なぜ正月に、しかも全国的に食べるようになったのか妙に気になった僕は、アノニマスというキーワードを思い出しつつ、思いを巡らせてみた。

○○とデザイン [ toDESIGN ]-お雑煮



ネットでちょっと調べてみたところ(たとえばここ)、室町時代にルーツがあるようだ。

床の間に鏡餅をお供えし、新年の無事を神に祈願するという風習が武家屋敷に広まったらしい(これが正月の行事になった)。

一方、弥生時代には、地域の特産品を神にお供えした後それをいただくという風習 ~季節に左右される農作物は神がかり的なので祈願していた~ が自然発生したらしい。

そしてあるとき、それらの風習が混ざって「お正月にお供え物の農産物におめでたいお餅を入れて煮て食べる」お雑煮が生まれたようだ。



庶民に広まったのは江戸時代とか。

おそらくどこかのお百姓さんが「オラんちにも餅が手に入ったぞ。こんなめでてーもんはお供えしてお正月に食うっぺー。」とか言って作ったらうまくてみんな真似したに違いない(きっと)。



そして今では全国津々浦々、お雑煮バリエーションはすごい。
日本列島雑煮文化圏図 という研究が面白い。
地域の名産品とか、江戸時代の参勤交代とか現代の転勤とかが関係あるらしいビックリマーク




さて、やはりお雑煮のルーツには特定の誰かが出てくるわけではなさそうだ

しかし、、う~ん、、、問題提起したものの、お雑煮をアノニマスと呼んでよいものかむっ



ただ、風習や文化は、誰かが始め、長い年月をかけて、多くの人の手で自然に良いものに洗練されていると思うので、アノニマスデザインという考え方にとても近いと思う。

お雑煮は、行事として浸透し、そんなに意識することなく食べているが、ふと日本文化や新年の新たな気持ちを意識させてくれる幸せアイテムなので、僕はアノニマスデザインに認定したい。


そんなこんなで
アノニマスデザインのようなじわじわと本当に役立つ仕事を成し遂げたいと誓いつつ、今日のお昼はきな粉餅かなぁ、、、と思いを馳せる(食欲には勝てん)ラブラブ!