年末
水色革命公演
リングリングリングが終演しました。
終演してから二週間が経ち
早くブログをあげたかったが、
母の事で全く余裕を失ってました。
公演はとても大変でした。
色んな事がありましたが、一番はやはりコロナでしたね。
公演できるか毎日ドキドキでした。
緊急事態宣言がでたら中止しようとおもってましたが、そうでなければ
中止をすると言う考えは私にはありませんでした。
リングリングリングは、一年前から決まってた企画でした。ちょうどコロナで世界が一変し めちゃくちゃ大変になってしまい、公演をすればするでデメリットばかり。それでも赤字覚悟でもやらなきゃいけないと言う思いが日が経つにつれ増してました。
それは…
それは…
私のまわりで…
コロナで自粛…
それによって倒れた人たちが何人もいたからです。
それは命だって落とすかもしれない大きなものでした。
命を捨てようとした人も…
近くでそれを味わい
悲しみに暮れる毎日でした。
一年もの長い時間
私たち人類はこのコロナとたたかってきました。
まだ未知なものが多く 恐ろしいですが
沢山 ウィルスについてもわかり 学びました。
正しく恐れる。
夏ごろにある公演でクラスターがおき
世間を騒がす大ニュースになりました。
それから演劇界では感染予防対策をさらに徹底させました。観劇いって大人しく見ていたら、感染なんてほぼしませんが、そのニュースで世間が劇場に対する恐怖がマックスになってしまいましたから…予防対策を更に更に徹底させ…安心して見てほしかったので、それぞれの劇場さんや団体さんの努力には、本当にあっぱれです。
みんな
助けあいました。
色んな演劇関係者たちと。
のりこえるために。
少し話しがずれましたが…
私が公演をしたかったのは
みんなに
「生きてほしかったから」です。
生きる希望とか
舞台をみて何かを感じてほしかったから。
私たち演劇人はやはりそれが仕事な気がするんですよ。お客様に感動や勇気を与えるのが仕事だし、使命だと思うのです。もちろん、密をつくるなとか
電車移動とかさせるのか と言われるかもしれませんが、この一年ウィルスの事についてみんな沢山学んだと思うのですよ。感染しないように学んで
何をしたらよくないとか、劇場さんや団体さんの体制も徹底し、感染するリスクとかとても低くなったとおもいます。
生きていれば
経済はいつかは復活する。
耳にタコができるほど聞きました。
これから心配なのが、自殺者や
自粛によって自宅だけにいて、タバコやアルコールやストレスが増えつづけ倒れたり、生きる希望を失くし、身体が弱りはじめたり…とか…
そんな時に大切なのが、エンタメやスポーツだと思いました。本当に大切だなぁと思ったんです。
一つだけお話ししましょう。
簡単に…。
私の母はコロナの報道で必要以上に「異常」に怖くなり…外に全くでなくなりました。ネットとか新聞とかではなくテレビしか見れない人たちにとっては、あの伝え方は恐怖しかありません。
だったら、YouTubeやネットの方がよっぽど正しいことがなんなのかわかりやすいです。
私の母は75歳の高齢者です。
コロナにかかることは勿論こわかったが、家からでれなくなり歩かなくなってしまった母をわたしは凄く心配してました。
母のタバコの本数は多くなりました。
母は毎日
恐怖に怯え
全く歩かなくなり
タバコも増え
不安から精神が不安定になり
薬の量も増え…
そして、夏おわりの頃に
脳梗塞で倒れました。
それから凄いスピードで、母が弱ってくのがわかります。入退院をくりかえし、もうこの短い期間で何度も救急車で運ばれ現在は入院してます。
ここで、私が一番言いたかったこと…
母は相撲が大好きです。
趣味の少ない母にとって相撲は生き甲斐の一つです。
脳梗塞で倒れてから母はずっと1月から始まる相撲をずっとずっと楽しみにしてました。
その母の姿を見て
私は、舞台人として緊急事態宣言でもでない限り
感染予防対策をしっかり行った上で舞台はやらなきゃ駄目だなぁと思ってました。
相撲はやりました。
休業した相撲さんも沢山いましたが、開催してくれて心の底から感謝の気持ちでいっぱいでした。
お母さんを助けてくれて…ありがとう。
伝えたいこと
伝わりましたか?
公演をこんな状況下でやること…
とてつもなく大変です。
今も沢山の仲間たちが日々たたかってます。
公演を中止にした仲間にも
続行を選択した仲間にも
最大の敬意を!
まだ戦いは続きます。私は5月6月に舞台公演の予定があります。
どうなるかとかはまだわかりません。
長くなってしまいましたが、これが私の思いの一部です。
夏頃が冬の感染者1000,2000あるいはもう5000とかいくかもしれないと言われてましたが
それでも舞台をやると言う覚悟をもって進もうと思った理由の一つを書かせていただきました。
改めて
リングリングリング
ありがとうございました。
関係者のみなさん
来てくれたみなさん
来れなかったけど、応援してくれたみなさん
本当にありがとうございました。