【幻の約束】


どうやら僕は
君との約束を守れそうに
ありません。


馬鹿と嘆息され
すでに500メートル。
堕落していく
この気持ちに火を点け
火星になりたい。


別々の道を歩むと決めた
あのスタート地点には
君の心よりも小さい山が見え
君の笑顔よりも輝きの薄い星が
たしかに、見えていた。


君と同じ時代に存在するなら
僕は一人でも立っていられる。
そう思って離れていく道を歩んできた。


でも僕は少しだけ
気づいたのです。
別々に歩いている道に
合流点が無い事を・・・


馬鹿と嘆息され
すでに550メートル。
低減していく
この姿に魔法をかけ
透明人間なりたい。



何故一人で空を
飛ばなくてならないのか
太陽が何回昇っても
僕には解らない。


僕は自分の
信念を貫くため・・・
どうやら僕は
君との約束を守れそうに
ありません。


二人で作った砂山が
いつか、海水に流されるように…
二人で通った道が
いつか、高層ビルに変わるように…
二人で見た海が
いつか、汚染されていくように…


僕達が交わした
言葉も、時代に流されてしまうのかな?


僕も君も
純粋溢れる信念は変わらない。


変わっていくのは
日付だけですね。

      
            MARU