道を外した神童


【神童が桜を潜り
華美なる大人になっていく世界に
憧れを感じていた。

でもそれはただの
作り上げられた物語の中だけ。

人を傷つける事は
自分が傷つく事よりも
涙が溢れる物だと知って
道を外した。

清清した気分は世界を滅亡にさせる。
置いたカードには必ず裏があるように
君の心にも、置いたら必ず裏がある。

でもそれはただの
叩きつけられた時の話し

人を涙目にさせる事は
自分が泣く事より
悲しい事だと知って
目を反らした。

挽歌が風と共に耳に入る時、
全土中に叫び声をもたらす。
世の終わりを告げる事のように。

でもそれはただの
耳の中だけの空想の世界。
人を傷つける事は
自分が傷つく事よりも
涙が溢れる物だと知って
道を外した。

MARU】