無機質なものに自分が色を添えたり
なにもないところに1から作り上げる才能がないことは
否定されるまでもなく十分わかっていた


憧れが強いのは自分にその才能と
その分野に飛び込む勇気もないからということも
痛いほどわかっていた

悔しいけど私は優等生で
小さい時から正解ばかり描いてきた

美術も教科書通りの単なる上手な絵
なんの面白みのない作品しかできず
努力ではどうしようもない分野

私よりも勉強ができない女の子が
何の努力もしないで
さらりと作品を作れるのが羨ましかった
とてもとても悔しかった