会社を辞めた後の保険料は前年度所得にかかってきます。
例えば3月に会社を辞めたら、4月からの高額療養費は7月まで全前年度所得、8月から前年度所得の1月~12月分になります。
色々な病気やケガは前触れもなくやってきますので、準備をすることは難しいのですが、
①治療や介護のために嫌味を言われても会社を辞めない
→ 会社の制度や有給休暇を使って、その後傷病手当を使うなど、なるべく会社にしがみつく。会社は最後まで世話をしてくれません。
②1月から12月の所得で、4月からの国保料や8月からの高額療養費の額が変更になるので、任意継続をしないのであれば家族でもいいので国保料の金額を確認しておく。
確定申告は2月から3月ですが、国保の区切りは4月、高額療養費は8月、所得税は6月と違いますが、全部支払いです。
「医療費が高くて・・・」と相談すると高額療養費などの制度を説明されますが、必ず先払いでレセプト請求が確定してから過剰支払い分がもどってきます。会社を辞めて無職になっても税金は国民年金以外減免されないのです。
会社を辞めた後に待っている支払いは
①健康保険料(国保または協会けんぽ任意継続):家族が協会健保であれば扶養に入られることをお勧めします。
②住県民税(給与天引きだったらその分が来ます。)
前年所得にかかってきますので、3月に退職すると、6月から前年分の住民税を支払わなければいけません。
③国民年金(離職票があれば減免をうけることができます。)
前年度、前々年度所得が103万以下が理想です。課税されない公的な収入や医療保険など上手に工夫して乗り切ることが大切です。
金の切れ目が治療の切れ目になって悪化させないように、周りの数字好きの人に頼ってみてはいかがですか?