兄がゾロ目好きだったかどうかはわからないけど、生年月日は昭和44年1月1日5時55分だそうだ。年月日はもちろん知っていたけれど、生まれた時間もゾロ目だった!


ゾロ目が好きな私は、兄が亡くなったあとそれを聞いたとき、良いなぁと少し羨ましかった。


兄が最後に聴いていたCDは、シャルロット・ゲンズブールの『5:55』。自分の命を断つために、自宅に戻る道すがら、このCDを車のオーディオでかけていた。生まれた時間と同じタイトルのCD。本人は気がついていなかったらしいけど。


昔々、父の転勤で引っ越すとことになったとき、兄は予備校生だったために寮生活を始め、私と両親は引っ越した。それが10月9日。


兄が亡くなったのが10月9日。またしても、10月9日に私達の側から一人、離れてしまった。本人は意識していなかったと思うけれど。


ただの数字だと思えばそれまでだけど、何だか繋がっている気がしてしまう。