子どもを亡くした親は、その子の命を受け継いで長生きするのだ、と義母が言う。

だから、〇〇ちゃんのお父さんとお母さんも長生き出来るよ、と。


義母の弟も若くして病気で亡くなって、義祖父母は二人とも90歳を超える長寿だった。


だから、義母はその言い伝えを信じているし、確信している。そして、長生きすることが幸せなことだと思っている。


でも、長生きすることが私の父母にとって幸せなのか、私には分からない。兄の死に対して、自責の念をずっと持っているし、早く会いたいといつでも願っているのに、長生きしてね、というのは酷な気がする。


 生きていれば、楽しいことも嬉しいことも、幸せだと感じることもあるだろうし、孫の成長も楽しみだと思う。生きていて良かったと思う瞬間もあると思う。でも、ただ長く生きられたら幸せなのではないと思う。

きっと、生かされているから生きている。死が迫ったら死ぬ覚悟は出来ている…そんな感じじゃないだろうか。