英国妖異譚11グラヴィーアのある風景 | 隠れオタの隠れ読書ツアーズ

英国妖異譚11グラヴィーアのある風景

ユウリ争奪戦激化&アシュレイ伝説再びの巻。




★以下、ネタバレ注意★






アシュレイが卒業して平和になったはずなのに、アシュレイの元部屋を新しい入居者オスカーと共に部屋掃除をしたことから(ユウリとしては、アシュレイの残していって雑霊の駆除)アシュレイとユウリの噂が広まってしまう。そんなユウリの無防備さにシモンはイライラ。ユウリは相変わらずこまっている人を見ると手を差し伸べずにはいられない模様。

そんな矢先、ユウリは声のでないはずの新入生がきれいな声でアヴェマリアを歌っている場面に遭遇する。その生徒は、この学園に入学する前にある事件にまきこまれていた。少年はとある有名な聖歌隊に参加していたが、当時一緒にソリストとして歌っていた少年と共に行方不明になり、後日一人だけ森をさまよっているところを保護されるといういわくつきの事件に巻き込まれていた少年だった。事件と少年の声がでないことに関係が?少年を保健室で保護しつつ、ユウリはなぜかピアノでアヴェマリアを練習しはじめる。。。


<今週のシモンとユウリ
下級生オスカーの新規参入もあり、四つ巴となったユウリ争奪戦。さて、一番ユウリと仲が良い友達は誰なのでしょう?天然なユウリはそんな周囲には気がつかない模様で、相変わらず困っている下級生を見ると手を差し伸べています。。。

モテモテのユウリに悩んでいるのはシモンです。
アシュレイとユウリの噂や、オスカー、オニール、ユウリの従兄弟やら、参入者多数に頭を抱えています。
ユウリをこの先もずっと自分につなぎとめておく自信がないと。
ユウリが日本からの帰国後から、自分と距離を置いているようにしか思えないとも。

シモン、冷静にユウリとの関係を分析していて怖いです。
「ユウリをつなぎとめておく安心な方法を知っている、自分にあこがれているユウリの気持ちを利用すればいい」とか、冷静に判断しちゃっています。ね、ユウリが持つシモンへの憧れを利用するって具体的にどうゆう行動ですか?「シモンの腕からユウリを奪う」って、現在シモンの腕の中にいるんですか?霊能力がらみについてはまったく知識がないシモンは、長期的な視点で見ると、魔術について知識を持つアシュレイや従兄弟に及ばない存在であることに気がついてしまったと悩んでいます。

後でわかるのですが、ユウリも実はシモンとの今後の関係に悩んでいた模様。従兄弟に「ユウリのそばにシモンはずっとはいてくれない。」と警告されて以来、自分ひとりでもがんばれるようにと誰にも言わないで影ながら努力していたみたいです。シモン依存症になっている自分を懸命に奮い立たせていたのでした。

つまり、お互いがそれぞれ相手に依存しすぎていて卒業後について悩んでいたんですよ(笑)

結局は、「今目の前にある二人の時間を最大限大切にしましょう」というありがちなオチになりますが、そんな騒動に巻き込まれてユウリからプレゼントしたアンクをつき返されたアシュレイは怒りの鉄拳でユウリを殴っています。(殴ったことは別に理由はあるんですがね)アシュレイじゃないけど、そんないちゃいちゃに付き合ってられないわ!といった感じです。

余談ですが、部屋荒しをされたユウリはシモンの部屋に泊まります。シモンに誘われて一緒のベットで寝ているユウリですが、ユウリはすぐ寝てるけど、シモンは寝付けません。ユウリって色々な意味ですごいな。