彼と別れて、私はずっと戻りたいと思っていた夜の仕事を始めた。

金曜日の夜と、土曜日の夜だけ。

私は子供を預けて、またあのキラキラした夜の世界に戻ってこれて嬉しかった。

育児に没頭していた、ただのお母さんだった私が、綺麗なカッコして、一生懸命メイクして、セットされた綺麗な髪で、女として、1人の人間としてみてもらえる時間だった。

混沌とした欲望と、嘘で固められた世界。


人生を悲観していた当時は、いつ息子と死のうか考えていたから、常に捨て身の存在だった。


どんな誘いも断らなかった。



どうでもよかった。



家に帰ると、メイクも崩れて、髪もボサボサで、、

一瞬で現実に戻った自分の姿を蛍光灯の明かりの下でみると、それはひどいもので、汚くて、惨めでいつも泣いていた。


でもずっと、そんな人生だったから、負のスパイラルから抜け出そうなんて思いもしなかった。