小学5、6年の頃、親の不気味な関係性に気付いた頃、出かけている間に泥棒に入られた。


部屋はめちゃくちゃで、お金というお金は根こそぎ取られた。
私の部屋が一番ひどかった。隠していた貯めたお金も取られ、タンスは壊され、下着を全て盗まれた。

部屋に写真も飾っていたので、顔も覚えられたのではないかと気持ち悪かった。



それからしばらくして、親がいない午後4時頃に電話がくるようになった。


『下着の色は何色?どんな下着なの?』


すぐに切った。



1時間くらいして両親が帰宅。

「変な電話がきてね!それで、、」

「そう。」

相手にしてくれなかった。


そもそも昨日まで喧嘩してたのに2人でこんな時間まで買い物?

私は両親の顔色をうかがって生きてきたから、親の行動パターンはわかっていた。



そして、また同じ時間に電話。

内容は同じ。



怖かったけど、また相手にされないと思って言わなかった。




そしてまた同じ時間に電話。

でも、その日は内容が違った。



『今日もひとりでお留守番なんだね。』




背筋が凍りついた。

見られてる。

親は家にいない。

来るかもしれない。

足はガクガク震えた。


また1時間くらいして両親が帰宅。


「どこ行ってたの?!」
帰ってきた母に即座に聞いた。

「お買い物だよ」と母。

「お買い物?長すぎない?私今日早く帰ってくる日だったよ?」と言うと、

「銭湯も行ったから遅くなった」
と、ばっちり化粧をした顔で言ってきた。
ありえない。



私は知っていた。家から少し離れた、変わったマークが印象的だったラブホテルの、そのマークがついたアメニティーが最近家にある事を。


親は嘘をついてる。


複雑な感情の中、私は「またあの気持ち悪い人から電話があって、今度は私が1人でいる事もわかってる!だから、こわいからこの時間はいてほしい!」涙ながらに言った。


すると母は怪訝な顔をして「電話来る時間きまってるなら電話にでなければいいでしょ」と、、



目を開けたまま、涙がポタポタじゃなくて、ツーーーと流れた。



こわかったけど、もしかしたら親が気にしてその時間に電話かけてくれてるかもしれなくて、毎回出ていた。
わざと出てた訳ではなかった。


そんな訳、あるはずなかった。



その後も、親はその時間にいてくれることはなかった。
私は電話にでるのをやめた。