" 前科者 "
監督 岸善幸
原作 香川まさひと
出演 有森架純 *保護司
磯村勇斗 *刑事
若葉竜也 *犯人 弟
石橋静河 *前科者
リリー・フランキー *前科者 父
木村多江 *弁護士
森田剛 *前科者
あらすじ、ネタバレ御免
保護司架純
保護司は
仮釈放で出所した受刑者の保護観察にあたる。
架純はコンビニ勤務
保護司は
犯罪者の更生を助けることで犯罪を予防する。
非常勤の国家公務員だが、報酬はない。
保護観察対象者剛殺人罪
自動車修理工場で真面目に働く
保護司架純とは半年前からの付き合い
保護観察中の半年は月に2度の報告が義務
太田警察署の交番で拳銃奪取事件発生
銃を奪われた金田巡査部長は撃たれ重体
剛は子供の頃から辛い生活をしてきた
10歳の時 義父フランキに実母遠山幸恵を殺された
弟竜也と児童養護施設に入る
施設と里親の家を転々
24歳で就職したパン工場で
先輩から鼓膜が破れる程の虐めを受け
4年後包丁で先輩を刺殺
剛は先輩を殺した時の事を覚えていない
気がついたら倒れていた
元受刑者静河恐喝と殺害罪 便利屋社長
今は架純よりリッチ
折を見て奢る
金田巡査部長が意識を取り戻す
犯人に心当たり無しとは言うが
警察の立場を利用した脅迫 恐喝 暴行 ハラスメント
諸々繰り返す悪徳警官
相当恨みを買っていた
磯村刑事 鈴木刑事が事件を担当
繁華街路上で女性が射殺される
犯人は逃走
害者は区役所福祉課職員やすこ
剛は11回目の定期報告が終わり
後1回で仮釈放が明ける
福祉課 やすこの上司守本武
やすこが恨みを買う案件は思い当たらない
やすこの同僚森山聡美
やすこは疲れた様子は見せない聖人みたいだった
捜査本部に差出人不明の文書が届く
偽善者に天罰が下った。
田辺やすこは聖人などではない。
仮面を被った悪魔だ。
剛は弟竜也を見かけ声をかける
竜也は精神を病んでいる?
薬を乱用している
竜也は虐められていた
何処に行っても一人ぼっちだった
竜也は剛の目の前で
男を射殺
男は児童養護施設の指導員浅井
金田巡査部長は母に何もしてくれなかった
やすこも母を助けてくれなかった
浅井は竜也を薬漬けにした
殺さないと変われない
竜也も剛みたいになりたい
最後の定期報告に剛が現れない
アパートにも居ない
元児童養護施設担当医(内科)平山悟
浅井はすぐ子供を殴った
ちょっとした事で薬を飲ませた
施設は軍隊並みに厳しく暴れる子も多かった
親に虐待された子は精神的に不調があった
だから薬で落ち着かせた
浅井の爪から見つかった皮膚の遺伝子が
仮釈放中剛(35歳)のDNAと一致
磯村刑事 鈴木刑事は架純に会う
磯村は架純の中学の時の同級生で恋人
架純は中学生の頃 ナイフを持った暴漢に襲われた
彼女を助けた磯村の父は刺されて死んだ
磯村は架純を恨んだ
その人殺しは刑務所を出て 普通に暮らしている
磯村は殺人犯の更生を信じない
捜査本部に犯行声明を送ったのは
やすこの同僚森山だった
25年前やすこの児童手当課への伝達ミスで
剛と竜也の母は夫に殺された
その過失を森山に押し付けた
剛 元勤務先浦沢製パン
架純が尋ねる
剛の元同僚山崎和夫
剛はずっと1人で虐められていた
母親を馬鹿にされて先輩を刺した
無表情ですっと刺した
流れる血を見て半狂乱になった
母さん守れなくて御免なさい
と 叫んだ
金田巡査部長は25年前
剛と竜也の母が救済を求めたが
丁度その時
行きつけ店のホステスから電話が来たから
適当にあしらって帰した
剛と竜也の義父フランキは
母を殺したのにまだ生きて
警備員をしている
母を殺したに笑っている
架純はフランキを弁護した多江弁護士に会う
フランキの連絡先を聞く
架純は元受刑者フランキ殺人罪で服役に会う
剛がフランキのアパート近くに現れる
竜也も居る
警察は2人を確保
竜也(33歳)は自分を撃つ
金田 田辺 浅井を撃ったのは竜也と断定される
浅井の爪から見つかった皮膚片は
弟をかばうための剛の偽装
竜也はもう1人多江弁護士にも復讐しようとしていた
多江弁護士は剛も担当
多江弁護士を刺そうとする剛を架純が止める
剛は刑務所に戻る
また出て来たら会いましょう
漫画原作のテレビドラマ
からの映画化
漫画もテレビドラマも
未見
大切なのは普通
頑張り過ぎると
普通じゃなくなる
前科者に必要なのは
保護司じゃない
自分と同じ駄目な人間
日本で前科者は
200人に1人
前科者の再犯は
2人に1人
社会に反することをして
刑務所に入って税金で3度の飯を食う
それで罪を償ったとデカい顔をする
甘えさせるな
そんなことに税金を使うな
受刑者には強制労働させろ
自給自足の生活をさせろ
ひとが嫌がる危険な労働をさせろ
原発処理でもさせろ
命を削って働かせろ
働かないなら食わせるな
人が殺された現場には
花がいっぱい
誰彼構わず置いてゆく
やがて
花は枯れ悪臭を出す
近所の住民から苦情が出る
片付けるのは遺族
深い考えもなく
偽善者ぶって
迷惑をかける行為は
控えるように
殺人の再犯率は他の犯罪より低い
(仮釈放された殺人犯の再犯率は7.1%)
2022年 日本映画 133分
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