" 騙し絵の牙 "
監督 吉田大八
原作 塩田武士
出演 大泉洋
松岡茉優
宮沢氷魚
中村倫也
佐野史郎
リリー・フランキー
塚本晋也
佐藤浩市
あらすじ、ネタバレ御免
大手出版の看板雑誌“小説文芸”編集者茉優
2019年“小説文芸”新人賞に応募された作品を読む
氷魚著『バイバイを言うとちょっと死ぬ』を気に入る
“小説文芸”新人賞応募作品の
編集者による一次選考会
氷魚著『バイバイを言うとちょっと死ぬ』を
推すのは茉優だけ
斬新過ぎて小説文芸”にそぐわない?
大手出版 社長 伊庭喜之助(79) 急死
カリスマ不在となった大手出版の
今後の経営体制はいかに
伊庭喜之助のご子息倫也には
文芸畑の佐野常務が後ろ盾として控えているが
倫也は経験不足
次期社長の本命は営業からの佐藤専務
倫也は海外へ長期出張
佐藤専務が新社長に就任
20年近く赤字しか出してない“小説文芸”が
看板面しているのは おかしい
佐藤専務は“小説文芸”を
月刊から季刊に変更決定
文芸一筋の佐野常務と 全面戦争
茉優は“小説文芸”編集部から
販売管理部へ移動
色んな雑誌を渡り歩いては潰してきた大泉
他者から呼ばれ
発行部数が伸びないカルチャー誌“トリニテ”の
編集長になる
大泉編集長は茉優を“トリニテ”の編集部に誘う
“小説文芸”で捨てられた氷魚の
『バイバイを言うとちょっと死ぬ』を
“トリニテ”で連載すると決める
氷魚はイケメン
大泉編集長の宣伝戦略で話題沸騰
“小説文芸”が突然
氷魚の『バイバイを言うとちょっと死ぬ』の
連載を横取り
連載発表記者会見を開く
が
その席で
氷魚は盗作だったと発表
盗作問題の責任をとり
佐野常務は取締役を辞任
“小説文芸”は休刊
佐野常務失脚で鼻息の荒い佐藤社長は
プロシェクトKIBAを発表
製本と物流の拠点を建設する大計画
倫也が帰国
倫也はAmazonと包括提携契約を結んだ
大手出版の書籍はAmazonで独占販売
雑誌は半分は休刊
半分はWeb化
“トリニテ”はWeb化
プロシェクトKIBAは中止
時間をかけ過ぎ遅きに失した
佐藤社長 お疲れ様でした
大泉は倫也と先代社長が会社に呼んだ
大手出版再建の目玉人事
茉優は大手出版を辞める
父晋也の小さな本屋を継ぐ
出版もする本屋に経営方針を転換
『バイバイを言うとちょっと死ぬ』の
本当の作者は20年前に失踪した伝説の作家フランキ
フランキは久しぶりの作品で自信がなく
氷魚に代役を頼んで様子を見た
茉優は
フランキ22年振りの新作
『非Aの牙』を独占販売 1冊3万5千円也
大手出版での
『バイバイを言うとちょっと死ぬ』連載は
フランキが手直ししたいと申し出て
無期限延期
出版業界の
生き残りをかけた駆け引き
其の場凌ぎの思い付き編集長
と思いきや
会社の肝入りだった
大泉洋を主役にイメージして書かれた
原作を
大泉洋を主役にして映画化
ごたごたし過ぎ
やっぱり
本は本屋で買いたい
とは言いながら
Amazonで賈うことが
多い
本も高くなってるし
置き場所も無くなってきて
昔ほど買わなくなってる
2021年 日本映画 112分
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