" よあけの焚き火 "
監督 土井康一
出演 大藏基誠
大藏康誠
坂田明
鎌田らい樹
あらすじ、ネタバレ御免
横浜在住
大藏基誠が初舞台を踏んだのは4歳の時
35年間狂言方として生きて来た
大藏基誠と兄に稽古をつけたのは
父大蔵彌右衛門と祖父大蔵彌右衛門
父の名は兄が継ぐ
冬
大藏基誠は10歳の息子康誠と
茅野市か諏訪市か
霧ヶ峰の稽古場に籠る
21日から翌月14日まで
25日の予定
坂田さんが孫のらい樹と野菜などを持って来る
基誠は息子康誠に稽古をつける
まずは型通りに
個性を出させず
指先から爪先まで動きを刻み込んで行く
能と狂言をセットで能楽と言う
能楽の中に能と狂言が入っている
要するに大きく別けて
能と狂言の2つをセットに能楽と言うジャンルになる
なので
正確に言うと狂言師と言う名は無く
能楽師狂言方と言う名前になる
大藏基誠の父で二十五世 25代目
祖父が二十四世
自分の芸を
息子だけでなく その次の代にも
伝えることが
狂言方がやらなければいけない使命
狂言は650年続いて来た
狂言方の子供は狂言方になる
稽古は厳しい
がみがみうるさい
稽古を覗くらい樹
らい樹も大藏基誠から狂言を習う
びよ びよ びよびよびょうびょうびょうびょう
はぁぁぁぁあ はっ はっ はっ はっ
こきゃあ こきゃあ こきゃあ
でんでんむしむし でんでんむしむし
康誠は金魚を飼う
焚き火と名付ける
よあけの焚き火には氷が張る
大藏基誠と康誠は横浜に帰る
舞台に出る
らい樹は霧ヶ峰に残る
やる気がなきゃ出来ない
続いてく家があれば
途絶える家もある
鐘がものをいふ
霧だ霧だと
鐘がものをいふ
生きろ生きろと
鐘がものをいふ
猿の子は猿
蛙の子はお玉杓子
コノシロの子はコハダ
イワシの子はシラス
マグロの子はカキノタネ
アヒルの子はたまに白鳥
鳶の子はたまに鷹になる
オボコはつまりトドになる
そして
狂言方の子は狂言方
厳しい世界
2019年 日本映画 71分
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