「 儀式 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 儀式 "

 

監督 大島渚

出演 賀来敦子

    中村敦夫

   乙羽信子

     小松方正

     渡辺文男

      原知佐子

   小山明子

   佐藤慶

 


 あらすじ、ネタバレ御免

 

東京

困ると言われても桜田マス男の方が困ってる

天気がどうにもならず飛行機が飛ばない

マス男には祖父より大切な人

葬儀を1日遅らせるよう要請

葬式や結婚式の時だけ会う親戚敦子も一緒

 

マス男敦子をずっと好きだった

しかし敦夫の存在が邪魔をした

  *

 *

昭和22年

14歳の桜田マス男と母が満州から九州に引き揚げて来た日

自殺したマス男の父の 一周忌だった

 

桜田の家長は祖父の

父はの長男だった

腹違いの叔父さんやら複雑な親戚関係

マス男に優しい叔母さん明子

敦子明子の娘

祖母信子の可愛いがる敦夫も 一周忌に参列

 

マス男敦子 敦夫と野球をする

 

 *

昭和27年

マス男が東京の高校生(19歳)の時 母は死ぬ

祖母信子は 祖父と9年間も別居していて

敦夫(20歳)の教育に力を注いだ

 

マス男明子叔母さんから父の遺書を受け取る

 

明子マス男の父を愛していた

父も明子を愛していた

明子の腹違いの姉が誰知れぬ男との間に産んだ私生児

そのため

マス男の父と明子の結婚を許さなかった

 

明子マス男の初恋の人だった

敦夫明子と寝る

 

母の葬儀は盛大だった

 

ところで

敦子の父は誰?

 *

  *

 マス男敦子は東京から列車で鹿児島へ

  *

 *

昭和31年

共産党員の叔父方正の結婚式

花嫁知佐子

 

中国から戦犯の刑期を終えて帰国した叔父文男

息子と参列

は父が何をしたか知りたい

文男は何をしたか何も言わない

 

マス男敦子敦夫は雑魚寝

マス男は部屋を出る

敦夫敦子を抱く

マス男は泣く

明子は裏山で死体となって発見される

が自殺と断言

 *

  *

マス男敦子は鹿児島から船に乗る

マス男敦子に結婚を申し込む

  *

 *

昭和36年

マス男は28での言われるままに結婚

しかし結婚式当日

新婦は急性盲腸炎を口実に逃げる

 

は各方面から人を呼んでいる

新婦なしで結婚式 披露宴を行う

新婦がいる体で行われる茶番

 

が車に撥ねられ 呆気なく死ぬ

 

敦夫桜田から姿を消す

敦夫が マス男の父と結婚する筈だった女に産ませた子

 

祖母信子が亡くなる

葬式に敦夫は姿を見せなかった

 

それから10年

祖父(89歳)が亡くなる

マス男は喪主を務める

疲れる

敦子がいたわる

電報を受け取る

アツオシス」アツオ

 *

  *

マス男敦子は小舟で島に渡る

敦夫は小屋の中で全裸で死んでいた

遺書があった

 真に桜田を継ぎ得る者は僕だけだ

 僕は自らを殺すことで桜田を滅ぼす

敦子は薬を飲み 後を追う

 

 

 

 

   


 

 

   ATG創立10周年記念作品

   キネマ旬報 年間ベストテン 第1位

 

   戦後民主主義を総括

 

   セリフが多くて

   1回では理解できない

 

 

    親戚が集まる冠婚葬祭

    とは言うけど

    冠と祭では呼ばれた事がない

 

    婚と葬を比べると

    婚はその時1回だけど

    葬は一周忌 三回忌などにも呼ばれるので

    葬で呼ばれる方が圧倒的に多い

 

 

 

 

1971年 日本映画 122分