" 生きている狼 "
監督 井田探
出演 小林旭
笹森礼子
長内美那子①
草薙幸二郎④
高品格❷
弘松三郎
佐野浅夫❸
有田双美子
芦田伸介
菅井一郎
二本柳寛
桂小金治
あらすじ、ネタバレ御免
大正末期の遊郭 東京吉原
東雲樓
熱で寝込む遊女お美那
二本柳の子分怒る
熱くらいで甘ったれるな
桃源楼の女郎２人が逃げた
足抜けの手引きをしたのは
大阪から入り込んだ悪名高いあの謎の男花魁九日
いつも通り桃源楼に放火
***
信用が売り物の老舗口入れ屋の高品
主人は着物の上からでも裸が見通せる悪徳佐野
佐野は二本柳親分に上玉３,４人頼まれて
今日 田舎から口減らしで来たお双美を紹介
*
旭は吉原を流す
旭の友人 山雀 御神籤屋の小金治は
旭が花魁九日だと知ってる
旭は礼子を探している
発見
後を尾ける
礼子じゃなかった
芦田親分の娘ﾈﾚ子で とんだ高慢ちきだった
礼子は旭の妹
旭が学生だった３年前
全国的な不景気で旧家を誇る旭の家も金がなくなり
礼子は女衒高品に買われた
どこかの遊郭で とっても苦労しているらしい
ﾈﾚ子の後を付け回す旭に
芦田の子分弘松達が因縁つけてきたので
殴り返して大喧嘩
芦田親分が止める 旭に謝る
困った事があれば いつでも相談に乗るぜ
*
お双美はお美那と同じ東雲樓で下働きになった
つもりだったが
二本柳が来てお双美を裸にして御祭り
ﾈﾚ子は佐野に 礼子を探してくれと頼む
でも
礼子を買えと高品を動かしたのは佐野
礼子は今 川崎にいる
厄介なことになる前に旭を消すよりあるめえ
旭の命を投げ短刀の草薙が狙う
やり損なう
旭は負傷
ﾈﾚ子が親切に手当て
旭はﾈﾚ子には言い難いので芦田親分に
自分は花魁九日だと告白
芦田親分は花魁九日を引退してくれと頼む
女郎屋は女を泣かしているが合法
花魁九日は女を助けているが違法
偽花魁九日が現れる
佐野がやらせた
足抜けを装い 女郎を次々に攫う
佐野は高品に命じ礼子を川崎から引っこ抜いて
地下室に放り込む
お美那が帰省しようとして
捕まりそうになって
旭が助けて
一緒に捕まる
芦田親分とか菅井親分とかも集まる花会で
二本柳親分に会う
お美那を３日間だけ帰省させてやれと頼む
旭が自分の命を担保にすると言えば
芦田親分は自分の縄張りを担保にすると後押し
菅井親分が立会人になり交渉成立
二本柳と佐野は投げ短刀の草薙に
帰省帰りのお美那をばらせと命じる
お美那にﾈﾚ子と弘松らが同行
草薙がお美那を殺そうとするも喀血してふらつく
橋から落ちそうになりお美那が助ける
高品がお美那を射殺
約束の午後６時
お美那が遺体で帰ってくる
投げ短刀の草薙が旭を呼び出し
高品が礼子の居場所を知っていると教える
旭は高品を締め上げて
礼子は品川の異人館の地下室にいると吐かせる
高品が旭を撃とうして
草薙が短刀を投げて高品を殺す
二本柳と佐野は
攫って来た女郎を品川の異人館の地下室に閉じ込め
上海に売ろうと算段を整える
子分達を集め前祝い
投げ短刀の草薙が命を頂戴に来る
花魁九日も命を頂戴に来る
２人は大暴れ
子分を次々に斬り殺す 斬り殺す 斬り殺す
草薙が佐野を刺す
佐野が草薙を撃つ 草薙御他界
花魁九日は地下室から13人の女郎を逃す
14人目に礼子発見
芦田親分宅に連れ帰る
旭と礼子は田舎に帰る
小金治とﾈﾚ子が見送る
終
法律とモラル
法律と人情
どっちが大事
女が喜ぶなら法も犯す
足抜けを手伝うならまだしも
放火の必要があるのか？
悪い奴は殺してもいいのか？
法律とモラル
法律と人情
どっちが大事か
時と場合による
これが
狼となれば
法律も人情もモラルもないので
話は全くの別
1964年 日本映画 83分
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