" 昭和のいのち "
監督 舛田利雄
出演 石原裕次郎
浅丘ルリ子
浜美枝
高橋英樹
和泉雅子
浜田光夫
中村嘉葎雄
北林早苗
佐藤慶
藤竜也 *佐久良組の的屋
郷鍈治
川地民夫 *英樹の同志
あらすじ、ネタバレ御免
動乱の昭和の歴史は不景気の嵐に始まった
第一次世界大戦で膨れた戦争景気は平和と共に潰れた
政党政治は腐敗し 大資本 財閥に迎合した
軍部は軍縮政策に抵抗し現状打開の道を開こうと
昭和6年9月18日 満州事変の火蓋を切った
代々木練兵場で英樹中尉は中隊に突撃命令
*
立正堂で慶が12人の世直し隊に教えを垂れる
1人1殺 権力者を12人殺せば愚民はビックリするぞよ
教えを聞く門下生裕次郎 納得
では
高橋是清大蔵大臣を殺すのは鍈治
拳銃を進呈
2月26日
鍈治は高橋大蔵大臣(81歳)を射殺
△菱財閥理事長を殺すのは蓮池
拳銃を進呈
昭和7年3月5日
蓮池は團理事長(73歳)を射殺
*
次は裕次郎の番
立憲政友会総裁内閣総理大臣犬養毅を頼む
拳銃を進呈したいけど 今ない 御免
短刀でお願い
嘉葎雄も手伝いたいと申し出る
1人1殺のポリシーに反するので慶却下
嘉葎雄の姉は酒場の女給ルリ子
裕次郎は仕事の前に一杯飲んで
犬養邸に乗り込む
妻も子もいて
裕次郎はビビる
殺さず帰る
*
裕次郎はルリ子と嘉葎雄の家に顔を出す
裕次郎は嘉葎雄に弁解したい
裏切ったんじゃないビビっただけだ
嘉葎雄は特別高等警察刑事から逃げて 家にいない
ルリ子は裕次郎が好き
弁解しなくていいから逃げて
兄は裕次郎さんを殺そうとしています
裕次郎は
汽車に乗って逃げる
特別高等警察に追われる嘉葎雄も汽車に乗って逃げる
裕次郎に遭遇
裕次郎は嘉葎雄に撃たれ重傷
汽車から川に落ちる
*
父佐久良親分と 母の墓参りをする美枝
川へ水汲みに行って流れて来た裕次郎を発見
裕次郎は佐久良親分に助けられる
*
怪我から回復した裕次郎
佐久良親分の好意に甘えて世話になる
佐久良親分は浅草の的屋
英樹中尉の父
*
夏が過ぎ 秋が来て
裕次郎は的屋の仕事を手伝う
*
向島の機関銃の部分品を作る工場は
女工を囚人のようにこき使う
女工が逃げないように見張る黒岩組
光夫はストライキを指導して
密告されて捕まって 出入りの暴力団にボコボコにされし時
早苗ら女工に助けられる
お祭り日
早苗ら女工3人が逃げる
手引した光夫は黒岩組にボコボにされる
佐久良組の露店は滅茶苦茶になる
裕次郎は黒岩組組員をボコボコにする
光夫は佐久良組に助けられる
早苗は捕まる 折檻されボコボコにされ
淫売窟に売られる
裕次郎と光夫は淫売窟で早苗を探す
カルピスの発売は大正8年
仁丹の発売は明治38年
早苗発見
同じ店にルリ子もいた
ルリ子は
嘉葎雄を追う特別高等警察に
金を払えば嘉葎雄を追うのをやめる と言われて
淫売窟に身を売って
毎日毎晩 1日に10人客を取り続けて現在に至る
変な客もいるんです
詳しい内容を聞きたいですか?
英樹中尉は策を弄し
淫売窟から早苗を攫う
ついでに裕次郎はルリ子を攫う
黒岩組激怒
嘉葎雄が逃亡先の満州から帰って来る
嘉葎雄は裕次郎に遭遇
嘉葎雄は裕次郎を撃つ
ルリ子が裕次郎を庇って撃たれ御他界
佐久良が黒岩組に殺される
裕次郎は黒岩邸へ向かう
黒岩を殺すつもり
ビビらなければ
ぶるっ
終
長い映画だけど
中途半端に終わる
悪い奴は殺した方がいい?
手っ取り早い方法ではあるが
それで 世の中が良くなるかは不明
それで 庶民の腹がふくれるかは不明
悪い奴は殺した方がいい?
言うのは簡単だが
善悪を決めるのが難しい
良いか悪いか知らないが
気に入らない奴を殺しとくか
軍人も敵を殺しに行くが
人殺しに慣れてないとビビる
ビビってる奴は殺される
自衛隊も
人殺しに慣れてないと
日本は守れない
1968年 日本映画 165分
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