「 絶唱 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 絶唱 "

 

監督 西河克己

原作 大江賢次

出演 舟木一夫

   和泉雅子 *小雪

     梶芽衣子

   花澤徳衛 *小雪の父

   初井言榮 *小雪の母

   志村喬  *一夫の父

 


 あらすじ、ネタバレ御免

  

山道を走る

山番小屋に帰り 泣き伏す

がご奉公している園多のお屋敷で

旦那様若様が喧嘩した

 

お屋敷の若様一夫は 小雪が好きになった

だから若気の至りで結婚の約束をした

でも

大地主の旦那様は 長男一夫には

町の資本家の御息女 芽衣子を嫁にと決めている

それを断るなんて

京都の大学に入れたのが間違いだった

 

断られても芽衣子一夫が好き

この様な家にお嫁に来るのは女の幸せですわ

 

 

小雪両親はため息ばかり

園多旦那様には大恩が有るのに こんなことになって

 

小雪

寝相が悪くて 寝言も言うし 歯ぎしりもする

台所でつまみぐいもする

わがままで 頭がぼんくらで 何の取り柄もない阿保な女

それでも 一夫は 小雪が好き

もったい無い

 

小雪一夫が大学を卒業するまで待つと約束

 

 *

一夫が参加している読書会の小百合(銀行員)

一夫の話を聞いて思う

一夫は地主の息子じゃなくて

取るに足らん人間になりたい んだわ

 

 *

小雪には魔性が有るかも知れない

邪険にすると祟りが有るかも知れん

旦那様一夫の熱が冷めるまで

小雪を津山の知り合いに預けると決める

 

 *

一夫は帰省 の顔に泥を塗る決意は揺るがない

大学は やめる

大地主の息子の特権は返上 裸一貫になる

一夫には悪いものが憑いたらしい

 

 

一夫小雪と駆け落ちし 鳥取縣 気髙郡 賀露村に住む

 

やっぱり小雪

狐か蛇に見込まれて出来た娘

小雪両親は村八分

 

 

一夫召集令狀が来る

送別会 乾杯

一夫の無理強いで小雪木挽唄絶唱

 

木挽

富嶽三十六景 遠江山中 葛飾北斎筆

 

一夫の馬鹿は 親へ挨拶にも行かず出兵

 

 

一夫は戦地で3時になると木挽唄絶唱

小雪は内地で3時になると木挽唄絶唱

 遠い国に 離れていても 僕らの夢は 今日もひとつ

 Ahー 君の声が 風の中に まじっている

 

 

小雪は胸を患って床に伏す

それでも 3時になると木挽唄絶唱

 

 

園多旦那様は頭に血が登って 死になさる

 

 

一夫が帰って来る

小雪一夫に看取られ 死ぬ

 

親父が死んだので 一夫は大地主の旦那様

やりたい事を 好き放題

 

実家に帰り

小雪の葬式と婚礼を一緒にやる

遺体に酒を飲ませる

遺体 喜ぶ

遺体は永遠に生きている おめでとう

今夜は 目出度い

 

 

一夫遺体を抱いて山へ

一夫は 木挽唄絶唱

遺体も 木挽唄絶唱

 遠い国に 離れていても 僕らの夢は 今夜もひとつ

 Ahー 君の声が 風の中に まじっている

  

 

 

 

   


 

   同名小説  2度目の映画化

   というか

   1958年版のリメイク

 

   ほぼほぼ

   1958年版の まんま

 

 

   常軌を逸っした

   愛の物語

 

   人間は

   生きて

   死ぬしかない

 

   ここまですると

   ホラー

 

 

 

   同原作は 

   1975年に 山口百恵 三浦友和 主演でも

   映画化された

 

 

   桝水公園には“絶唱”の石碑があり

   恋人の聖地 と言われている らしい

   ホラー紛いの悲劇なのに

 


 

 

1966年 日本映画 98分