" けんかえれじい "
監督 鈴木清順
原作 鈴木隆
脚本 新藤兼人
出演 高橋英樹 *南部麒六
浅野順子 *道子
川津祐介 *スｯポン
宮城千賀子 *道子の母ヨシノ
玉川伊佐男 *喜多方中学校長
松尾嘉代 *みさ子
野呂啓介 *金田
緑川宏 *北一輝
あらすじ、ネタバレ御免
とき 昭和十年ごろ
ところ 備前岡山
校學中二第山岡立縣山岡(現岡山県立岡山操山高等学校)
就業のベル同時に教室を出る南部麒六
好きな女子が出来た
軟弱 上級生に日曜に呼び出される
でも
日曜は用がある
教会行かんとあかん
逃げる
麒六の下宿している家がカトリック
そこに お嬢さんがおる
聖心女学校の別嬪道子
その道子が日曜のミサの後ピアノのリサイタルを開く
麒六は花束を捧げる役を仰せつかった
麒六はスｯポンと呼ばれる男の弟子になる
スｯポンもカトリック 兄弟の盃は葡萄酒
喧嘩の奥義を授かる
最後は度胸と逃げ足
OSMS(Okayama Second Middle School)団に入り修行
団長は沢庵
度胸を着ける為 校則を破る
喧嘩をして1ヶ月の停学
麒六には情操教育が必要 道子はピアノを教える
麒六は道子と夜道を散歩
沢庵に見つかる 姉と嘘をつく 姉じゃないとバレる
麒六はスｯポンに助けを求める
教会ではスッキリした女はみんなスシターと呼ぶんじゃ
逃げる
麒六とスｯポンにOSMS団から果し状が届く
OSMS団はおよそ20名
スｯポンも仲間を集める
果し合い
の直前 警察が来る
果し合い中止 退散
警官は麒六の父の変装
道子の思いつき
麒六の喧嘩は止まない
OSMS団の副団長に就任
軍事教練
教官近藤大尉に楯を突く
校長室に連れて行かれる
スｯポンが詫びを入れに行く
余計怒らせる
麒六とスｯポンは会津若松に高飛び
道子と離れるのは辛いが
会津若松
麒六は叔父さんの家に住む
欠員があるのは喜多方中学
麒六は福島縣立喜多方中學校(現 喜多方高等学校)に編入
学校のモットーは良志久 らしく
学生は学生らしく
会津に住んだら会津らしく
弱い者には胸を張り 強いものにはぺこぺこする
それが会津魂
そうは ならん
麒六は初日から喧嘩
麒六は同級生金田と親しくなる
金田は俳句を作る
金田の俳句の先生はカフェの女給みさ子
カフェには 東京から来た 目の鋭い人
麒六と金田は昭和白虎隊に因縁をつけられる
会津鶴ヶ城での決闘を布告される
昭和白虎隊 vs 麒六 金田 喜多方の有志若干名
麒六ら惨敗 昭和白虎隊にお縄になる
縄を解いて逆襲 勝利
喜多方中学の校長 大いに喜ぶ
*
道子が会津に来る
道子は修道院に入るのでお別れ
*
昭和十一年
二・二六事件起こる
カフェにいた目の鋭い人は首謀者の１人北一輝だった
麒六は東京へ向かう
終
小学生の頃
NHKで放送してた(1973年)
“けんかえれじい”が好きで
映画より先に見た
ので
高橋英樹の南部麒六が馴染めなかったが
50年近く経ったら
NHKドラマの南部麒六役の顔も忘れちゃって
映画版も予想以上に楽しめた
NHKドラマでは
道子さんは入院し
スｯポン先生は召集されて
出兵前に 麒六と道子さんを見舞うシーンが
あったと記憶しているが
映画では
鈴木清順が撮影の途中で
台本をどんどん書き換えたので
新藤兼人がむっとした とか
1966年 日本映画 86分
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