" 銀座の女 "
監督 吉村公三郎
脚本 新藤兼人
出演 乙羽信子 *芸者
日高澄子 *バーのマダム 元芸者
北原三枝 *バーのホステス
轟夕起子 *置屋の女将
藤間紫 *芸者
南寿美子 *芸者
島田文子 *芸者見習い
殿山泰司 *警察署長
あらすじ、ネタバレ御免
バスの車掌さん
次は養老院浴風園前
老婆が降りる
***
東京都北多摩郡の養老院へ近所の幼稚園の良い子たちが
気の毒なお年寄りを慰めようと慰問に訪れた
お返しに63歳の老婆が三味線の弾き語り
ってなニュースを
映画館で見る芸者3人 紫 信子 夕起子
養老院の婆さんは元新橋の芸者
そのお婆さん夕起子が20年も昔
初めて芸者奉公しに行った家の女将さんだった
今じゃ 夕起子が銀座の置屋の女将
紫と信子は夕起子の置屋の芸者
夕起子は大学矢ノ口英作の学費を援助している
立派な技師になって養子になって
老後の面倒を見てもらう約束をしている
紫は里子に出してる一人息子の為に宝くじを買う
夕起子の置屋の芸者見習いの文子
父が牛を買うお金を得る為に福島から売られて来た
夕起子の置屋の芸者寿美子
最初の旦那が62歳の爺さんの浪花節語りで
それから寿美子は急にジャズファンになった
バーに勤める三枝
英作の小説家になる夢を後押し
バーのマダム澄子 夕起子の置屋の元芸者
夕起子のパトロンの高梨代議士が米国から帰国
夕起子は大いに喜ぶ
が
高梨代議士の大学に通う息子に隠し女の存在がバレた
教育上 宜しくない
縁を切られる
残った頼みの綱の英作は
大学をやめる
もう夕起子の世話にはなりたくない 養子にもならない
縁を切られる
英作は病に伏す(風邪)
澄子が面倒を見る お金も貸す
泊まる
夕起子にバレる
澄子は真剣
でも
英作は遊び
澄子はむくれる 夕起子は呆れる
文子は体調が悪い(胸の病)
でも借金を返すまでは田舎に帰れない
信子の兄は国税局の調査員 八王子の税務署へ栄転
信子の人気ガタ落ち
人気は兄の七光りだった
英作の小説が文学賞を獲る
夕起子と澄子に挨拶に来る
ご馳走を用意していたが
英作は2人に借りたお金をきっちり返し
ご馳走には箸を付けずに帰る
お世話になりました
夕起子の置屋が火事
放火?
犯人は 夕起子? 信子?
2人とも犯人だと自白
でも
その後黙秘
文子も犯人だと自白
夕起子にはアリバイがあった
自暴自棄になって嘘の自白をした
信子も
自暴自棄になって嘘の自白をした
文子は
里に帰りたくて火を点けた
真犯人も分かったし
さあさ
また 稼ぎましょ
終
中年過ぎると老後が心配
近所の幼稚園の良い子たちに
慰められるような
気の毒なお年寄りにはなりたくない
コメディに分類されてる
けど
放火に追い込むようでは
悲劇
と言わざるを得ない
1955年 日本映画 109分
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