" 嵐を呼ぶ男 "
監督 井上梅次
出演 北原三枝
石原裕次郎
芦川いづみ
平尾昌晃
あらすじ、ネタバレ御免
銀座
夜の帳と共に夥しい数のネオンの華が咲く
JAZZの演奏で盛り上がるナイトクラブ
三枝はバンドのプロモーター
バンドのドラマー櫻井は最近人気急上昇で天狗
舞台をドタキャン
三枝は
評判の暴れん坊ドラマー裕次郎を急遽代理出演させる
どんどど どどんど どどんど どどん
ドラマー櫻井は松潤事務所に移籍
三枝は裕次郎と正式契約
裕次郎はアパートで弟雅樹と母と3人暮らし
弟雅樹は音大に通い音楽家を目指している
母はヤクザな裕次郎が嫌い 弟雅樹が可愛い
アパートの大家の娘いづみ
いづみは裕次郎に惚れている
裕次郎のドラム技術はまだまだ未熟
三枝の家に泊まり込んで猛練習
有名評論家和也 三枝が好き
裕次郎は間を取り持つから 自分を有名にしてくれと頼む
評論家和也は雑誌やテレビで裕次郎を持ち上げる
評論家和也の発案で
裕次郎はドラマー櫻井と大劇場のステージでドラム合戦
どんどど どどんど どどんど どどん
裕次郎は前日
ドラマー櫻井の友人に喧嘩を売られて左手を怪我して
左手が思うように動かない
歌で誤魔化す
♪おいらはドラマー ヤクザなドラマー
おいらが怒れば 嵐を呼ぶぜ
チンだ チンだ 倍返しだ
♪おいらはドラマー 浮気なドラマー
おいらが惚れたら 嵐を呼ぶぜ
怪我の功名
歌が好評で裕次郎の人気はうなぎ上り
一方
裕次郎を怪我させたのが ドラマー櫻井の友人と世間に知れ
ドラマー櫻井の人気は急降下
裕次郎の人気が出ても母はぜ〜ん然喜ばない
母はヤクザな裕次郎が嫌い 弟雅樹が可愛い
裕次郎はやけ酒
酔って三枝の家に帰り 三枝と寝る
弟雅樹の作曲が海外音楽好き大財閥の耳に留まる
リサイタルのお声が掛かる
評論家和也は裕次郎が三枝との間を取り持ってくれないので
御機嫌斜め
だってしょうがないじゃないんか
と言ったって 裕次郎が悪い
弟雅樹がどうなっても 知らないよ
裕次郎は三枝の家を出て移籍を決め
三枝と縁を切る
いづみと結婚しようと思うが
いづみは弟雅樹と婚約した
そんな事があっても
三枝は評論家和也と懇ろになる気は無い
評論家和也は怒り心頭
松潤事務所に寝返る
裕次郎は松潤社長の子分に襲われる
大怪我する
特に右手 2度とドラムは叩けない
評論家和也も松潤社長も裕次郎より良識はあるので
弟雅樹には手を出さない
弟雅樹のリサイタルは
大成功
裕次郎は 初めて母に感謝される
めでたし、めでたし
終
嵐を呼ぶ男 は
風の又三郎 の親戚
では
ないらしい
映画に嵐のシーンはない
嵐は呼ばれない
石原裕次郎は
デビューしてまだ2年目
でも もう10本目の映画
共演した
北原三枝と3年後に結婚した
平尾昌晃のデビュー作
何処に出ているか 見落としたが
1957年 日本映画 100分
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