「 見栄を張る 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 見栄を張る "

 

監督 藤村明世

出演 久保陽香

 

 

 あらすじ、ネタバレ御免

 

女優志望の陽香

オーディションを受ける また落ちる

箸にも棒にもかからない

 

受かった女優は余裕綽々

その態度が腹立たしい

 

 ***

陽香は喫茶店でバイト

 

陽香今彼は漫才師志望

先が見えない ヒモ状態

陽香今彼の相方に女優業は順調だと見栄を張る

 

から電話

陽香は 何年も実家に帰ってない

の説教は鬱陶しい

 

 *

鬱陶しいが交通事故で死ぬ

陽香は和歌山県鹿嶋市下津の実家に帰省

 

両親は死にに夫がいないので陽香が喪主

葬儀の手配は全部 叔母がした

何年も帰らなかった陽子叔母は冷たい

陽香はここでも女優だと見栄を張っている

 

陽香は喪服を持っていない

の喪服を借りる

は喪服を沢山持っていた

 

自宅で葬儀

出棺 陽香が喪主の挨拶

ひと段落

 

には夫はいないが息子はいる(10歳)(父親は誰か分からない)

息子をどうするか 誰かが引き取るか 施設か

陽香は 自分が面倒を見ると見栄を張る

料理も出来ないくせに陽香はカップ焼そばしか作れない)

叔母さんは不安

 

 

の職場の先輩が来る

陽香は職場を見に行く

職場は葬儀場

先輩は泣く

先輩の涙に誘われて他の参列者も泣く

 

 

は“泣き屋”だった

依頼のあった知らない人の葬儀で

故人や遺族や参列者の為に泣く

“泣き屋”は今はここだけ

 

古事記や日本書記にも書かれていて

泣くことにより あの世とこの世に通じる道ができ

参列者を浄化する

 

 

陽香は“泣き屋”に雇ってくれと頼む

女優なので 出来ると見栄を張る

 

でも

泣き方がなってない

“泣き屋”は泣いた振りと違う

故人の不在を伝えなければいけない

参列者の感情を誘導し 見送り方を教える

 

 

陽香今彼が来る

アパートのガスが止まって 電気もやばいから

漫才コンビも解散した

 

 

叔母さんは弁護士と相談して

姉の息子の後継人は子供のない親戚の青山さんと決めた

 

 

今彼は能天気

何も気にしない

腹が立つ 帰れ

 

 

の遺品から

の父親が分かる

尋ねる

 

結婚してから息子の事を知った

離婚も考えたが から止めれた

後継人になってもいい

 

 

陽香は“泣き屋”として

ちょっとだけいい仕事をする

 

 

は 実父の養子になると決める

陽香は 東京へ帰る

 

 

 

   

 

 

 

   自尊心と見栄

 

   一般的に

   自尊心(プライド)はいい意味に使われ

   見栄は悪い意味で使われる

 

   でも

   両方ほぼ同じ

 

   自尊心が無けりゃ

   見栄を張る必要も無し

 

   

 

    生者必滅

    そんな事は

    生まれた時から分かってる

 

    生きてるものは いつか死ぬ

 

    いぬもほとけも

    これこのとおり

    有無を言うたら

    ほろびるいのち

 

 

    葬式では泣く必要無し

    

 

 

 

2018年 日本映画 93分