「 天気の子 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 天気の子 "

 

監督 新海誠

 

 

 あらすじ、ネタバレ御免

 

病院(代々木?)で死にそうな母に付き添う陽菜

雨雲から一筋だけ陽が差しているのを見つける

そこへ行ってみる

赤い鳥居の小さな祠がある

手を合わせて祈る

空へ舞い上がる

 

  ***

フェリーに乗る16歳の帆高少年

雨が好き

プールをひっくり返したような水の塊が降って来る

船から落ちそうになって須賀に助けられる

胡散臭いが どっかの会社のCEO??

 

帆高少年は雨続きの東京に上陸

バイトを探す

1週間経っても見つからない

 

須賀の半地下の事務所を尋ねる

ソファーで寝てる

須賀じゃない

須賀の姪 夏美

この事務所は須賀夏美の2人だけの

小さな編集プロダクション

 

須賀は雑誌ムーに記事を書いている

次の特集は“都市伝説”

 

帆高少年は

ネットで噂の 100%の晴れ女 の取材で夏美に同行

占いおババに話を聞く

 晴れ女は実在する 雨女も実在する

 晴れ女には稲荷系の 自然霊が憑いていて

 雨女には龍神系の 自然霊が憑いている

 

 龍神系の人は 飲み物をたくさん飲むのが特徴

 気が強くて勝負強いけど 大雑把で適当な性格

(僕は気が弱いけど雨男 酒をたくさん飲み 大雑把で適当)  

 稲荷系の人は勤勉だけど

 気の弱いところもあるので リーダーには不向き

 美男美女が多い

 

 今は天の気のバランスが崩れてるから

 晴れ女や雨女が生まれやすい

 

 自然を左右する行為には 必ず代償が伴う

 天候系の力は使いすぎると神隠しに遭うと言われている

 

 

帆高少年は住み込み 飯付き雑用係で正式採用

 

 *

東京は今日も雨

今年の夏は観測史上 最大の雨

既に連続降雨日は2か月以上を記録

今後の1か月予報でも雨量が多く 雨が続くと見られている

 

 *

帆高は街で陽菜(もうすぐ18歳は嘘で15歳)と再会

 東京1週間目の時 ビッグマックをおごってもらった

陽菜は祈れば いつでも晴れ間を作れる 噂の女

 (小さな範囲の短い晴れ間だけど)  (僕は祈らなくても雨を降らせる)

でも 体を売るほど金に困ってる

 

 *

帆高陽菜が住む古いアパートを訪ねる

陽菜と2人暮らし

    ↑ 小学生にして恋愛の達人

母は去年死んで もうすぐ新盆

 

生活が苦しい陽菜

帆高は 晴れ乞いビジネスを勧める 1回3,400円

ウェブサイトを立ち上げる

 

翌日から依頼が殺到

 

こちらの要求以上に謝礼が貰えて

仕事は順調だったけど

 

テレビに映っちゃって

更に依頼が殺到

請け切れなくなり

暫くの休業を決定

 

 *

須賀夏美は 神主に800年前の天井絵を取材

神主曰く

 “天気の巫女”が見た景色だとか

 魚が空を飛んで 龍もいる

 天気を治療するのが巫女の役目

 

 今年は異常気象じゃない

 “観測史上初”とか 世間は すぐ騒ぐが せいぜい100年

 天井絵と比べても 大した時間じゃない

 天気とは天の気分

 人の都合など構わず 正常も異常も計れない

 

 湿って蠢く天と地の間で

 振り落とされぬよう しがみつき

 ただ仮住まいさせて 頂いているのが人間

 昔は皆 それを よーく知っていた

 

 それでも

 天と人を結ぶ 細ーい糸がある

 それが天気の巫女

 人の切なる願いを受け止め

 空に届けることのできる特別な人間

 昔は

 どの村にも どの国にも そういう存在がいた

 

 ただ

 物事には代償がある

 “天気の巫女”には哀しい人柱の運命がある

 “天気の巫女”が人柱になることで

 狂った天気は元に戻る

 

  *

帆高陽菜に愛の告白をしようと思ったら

陽菜帆高に 先に告白

 去年 空と繋がってから 少しづつ体が透け始めてるの

 

 *

警察が帆高を探す

彼は家出して

両親から行方不明届が出ている

 

須賀の事務所にも警察が来る

未成年誘拐事件として 捜査しているらしい

帆高は事務所出入り禁止になる

田舎の実家に帰れと諭される

 

 *

東京都に大雨特別警報が発令される

数十年に一度の記録的な大雨

都内各地で内水氾濫 道路も地下鉄も浸水

8月なのに雪が降る

 

 

陽菜の体はもう 半分が透けている

晴れ乞いのし過ぎ?

 

その夜

陽菜は地上から消え

かなとこ雲の上の草原で水女になる

  ↑ 積乱雲が対流圏界面(高度12,000mくらい)で平らになった雲

 

東京は数か月ぶりに晴れる

 

帆高 陽菜が晴れ女になった

(代々木の?)赤い鳥居の小さな祠に行く

昇天

雲上の陽菜を地上に連れ戻す
 

東京に また大雨が降る

水害なんかどうでもいい困る人は困れ 死ぬ人は死ね

 

陽菜はもう晴れ女じゃない

体も元に戻る

 

東京の雨は3年経っても まだ降り続く

 

 *

3年後

帆高は田舎(神津島)の高校(神津高等学校 偏差値38))を卒業

大学に入り東京に出る

 

陽菜に会う

東京都民1千万人の被災を顧みず陽菜を選んで

やっぱり良かった

めでたし、めでたし

 

 

 

   

 

 

 

   人間は自分の寿命で時間を測る

   自然は その何百倍のサイクルで動いてる

 

   過去に水害に遭った場所は

   また水害に逢う

   100年 大丈夫だったから

   今年も大丈夫 なんて理屈は通らない

 

   そう思わない世界なんて

   狂ってる

 

   水害くらいで

   がたがた言うな

 

     ↑ 僕の見解ではなく この映画の見解です

 

 

 

    過去に気温上昇があったなら

    いつか必ず気温は上昇する

 

    そう思わない世界なんて

    狂ってる

 

    地球の気温が数度上がったくらいで

    がたがた言うな

 

      ↑ この映画の見解ではなく 僕の見解 

 

 

  

   今年の大雨を予見したような映画

   実際に各地で多数の水害が続いているは

   被害に遭うなら遭え

   それが自然だから 受け入れろ

   と主張するこの映画に

   賛同出来る人は少ないのでは

 

   普通の映画なら

   少女1人が犠牲になって

   多くの人命と

   日本経済を救う

 

   1人の依頼者の為だけに

   他の人の都合を聞かず

   天気を変えるのも間違い

 

 

 

   東京に雨が降り続いても

   海の水位は変わらない

   なので

   海抜0m以上の場所が

   広範囲に水に浸り続けるのは

   おかしくないか

 

 

 

   大きな積乱雲には20億ℓの水が含まれる

   因みに

   信州で1番大きい湖 諏訪湖の水量は6300万ℓ

   日本で一番大きい湖 琵琶湖の水量は275億ℓ

 

 

 

     僕は雨男だけど

     天は男より女が好きらしく

     人柱にもならず

     今日まで安泰に暮らしている

 

     山に登るには困るけど

     それ以外では

     雨は嫌いじゃない

     雨の日は 心が落ち着く

 

 

 

 

2019年 日本アニメ 114分