「 キリマンジャロは遠く 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " キリマンジャロは遠く "

 

監督 柏原寛司

出演 片桐竜次

   石原あつ美

   長谷直美 *みつこ

 

 

 あらすじ、ネタバレ御免

 

古びた事務所で

電話を取る竜次は取り立て屋

 

 ***

竜次は借金を取り立てる

 

3人組に襲われる

女が目撃

通報せず逃げる (何故?)

 

 ***

竜次は入院

同室になった柳田と知り合う

柳田は茶店みつこの親父

彼が淹れる特選キリマンジャロは美味い

 強い酸味と甘酸っぱい香り 豊かなコク

 

武蔵刑事が見舞いに来る

いい加減にしろと忠告

署長が嫌がるのは元警察官という竜次の肩書き

武蔵刑事は半年だけ竜次と組んだ

署長は定年間近で面倒は避けたい

諸々面倒を見るから被害届を出さないでね

 

 

竜次退院

茶店みつこ

キリマンジャロを飲む

柳田は25年も前に別れた女房みつこを待っている

別れたら良さが分かった

 (こう言う奴は 一緒になると また粗が見えて嫌になる)

 

柳田はキリマンジャロに1度は行ってみたい

でも キリマンジャロまでは11,000km 遠い

標高5,895m アフリカ大陸の最高峰

登山口から頂上までの標高差約4,000m

歩行距離50km〜60km 所要日数約1週間

現地の登山ツアーは15万円程度

七大陸最高峰の中では登山が容易で

年間35,000人が頂上を目指すが

登頂率は初心者だと50%以下

最大の敵は高山病

 

 

竜次は目撃者を特定 花屋のあつ美(店長は母)

 

竜次あつ美を茶店みつこへ呼び出し 犯人の特徴を聞く

見れば 分かるかも

 

あつ美を危ないバーに連れて行き犯人を特定

18万返せと要求

喧嘩になる

そいつの親分青木登場

100万をポンと出す 竜次は受け取らず

 

青木竜次の息子

高校生の時から覚醒剤をやってたので

当時警官だった竜次は片目が潰れるまでお仕置きして

妻には離婚され 職も失った

 

 

青木は茶店みつこ竜次に会いに来る

青木はこれから この街を仕切る前途有望な親分

竜次にうちで働けと誘う

どら息子の世話にはなりたくない 竜次は断る

 

美味しそうな話なので

代わりに柳田が引き受ける

柳田は元ボクサー 腕っ節には自信がある

 

 

竜次あつ美と世間話

あつ美のお母さんは

キリマンシャロ(の近くまで)行ったことがある

名前はみつこ

黒塗りベンツの男と付き合って玉の輿寸前

 

青木の仕事を引き受けた柳田は殺される

この金でキリマンジャロに行く予定だったのに

 

あつ美のお母さんは柳田の元妻だったと告白

 

柳田が何年も無造作に取っておいた

みつこの為のキリマンジャロを 竜次が淹れて飲ませる

みつこは美味しいと言う

普通コーヒーは炒ってから2,3日で

香りが抜けて 美味しくなくなるのに

 

 

竜次は弾きを入手

あつ美青木に誘拐される

竜次青木のポチ武蔵刑事に青木の居場所を聞く

竜次は乗り込む

撃ち合いになる

子分5人を射殺

息子青木(息子はクローンじゃない)射殺

あつ美を救出

後は武蔵刑事に任せる

武蔵刑事は竜次を射殺

家ではペットの金魚が御他界

 

 

 

   

 

 

 

   片桐竜次の俳優生活45周年記念初主演映画

   和製フィルム・ノワール

         ↑

     '40年代 '50年代の

   ハリウッド製犯罪映画を指すフランス評論家用語

   影やコントラストを多用した色調やセットで撮影され

   行き場のない閉塞感が作品全体を覆う 

   男を堕落させる女"ファム・ファタール"が登場する

   多くは低予算B級映画

 

   スタンリー・キューブリックの「 現金に体を張れ」は

   フィルム・ノワールの突出した傑作と評されている

 

 

 

 

2016年 日本映画 87分