" 迷宮カフェ "
監督 帆根川廣
出演 関めぐみ
市川由衣
角田信朗
荒川ちか
柴田杏花 *少女時代のめぐみ
吉井怜
螢雪次朗 *編集長
あらすじ、ネタバレ御免
めぐみ(15歳)は友人ちかを自殺に誘う
折角だから明日 まだ見ぬ海を見てお弁当を食べてから
ちか明日を待たず
遮断機の降りた踏切に立ちめぐみに"来て"と叫ぶ
めぐみは踏切に入れない
結果的に めぐみはちかの背中を押した
ちかは骨髄ドナーが見つかるのを1年前から待っていて
余命1年と言われた 今日が1年目だった
*
*
フリーライターの榎木田は記事を雑誌出版社に持ち込む
エグくないからボツ
逆に編集長はネタを1万円で売る
群馬の山ん中に
客が次々に行方不明になるカフェがあるらしい
店の名前はキエザ・マジョーレ
オーナーはとびっきりの美人
3ヶ月で ちゃんと記事になったら200万で買うよ
***
榎木田は車を飛ばしカフェに到着
オーナーのめぐみ
常連客の由衣と角田
青年(優)が薔薇を持って季節のメニューを注文
2階へ案内される
*
榎木田は角田(52歳)を取材
角田はボディービルダー
50歳に近づいて筋肉のデカさの限界に直面し
そんな時 突然妻に離婚届を突きつけられ
死ぬしかないと決心した
しかし
長年鍛えた橈側手根屈筋が愛おしく手首が切れない
角田はめぐみに相談
自殺用カプセルの用意あり
但し 1つ条件がある
骨髄移植をしてから
ドナー登録して適合者が現れるのを2年半待っている
*
榎木田は由衣(27歳)を取材
由衣(27歳)は2年前にあの店に来た
自殺したい由衣は薔薇を持って季節のメニューを頼む
おでこが広くて婚約解消された
*
めぐみは両親が幼い頃死んで施設で育った
20歳の時父の遺産を渡され
8年前に このカフェを始めた
*
榎木田は優(20歳)を取材
幼い頃から頭が良すぎて妬まれ
病弱でイジメられ登校拒否になった
イジメた奴を見返してやろうと株の取引を始めた
6年間部屋に篭り20億を利益を上げた
世界に自分を誇示しようと20億は慈善団体に寄付した
翌日から寄付の依頼が殺到し
怪しげな奴らも殺到し家族は全員 家を出た
誰でもいいから殺したくなった
スクランブル交差点で誰かをナイフで刺そうとした時
隣の男が人々を襲い始めた
男は警官に射殺された
この世の全てを消し去る為に自殺しようと思った
優はめぐみの条件を飲む
カプセルの入ったペンダントを渡される
*
由衣 角田 榎木田 優は畑仕事を手伝う
めぐみは由衣 角田 優に住む場所と生活費を提供し匿っている
*
めぐみはちかの亡霊から逃れられない
*
角田に適合通知が届く
確認検査を受ける
最適提供者に選ばれる
血液型が一致する確率は
兄弟で 1/4
親子で 1/数百
他人で 1/数万
骨髄移植コーディネーターから説明を受ける
患者の詳しい情報は提供されない
術後 匿名で2回まで手紙のやり取りが可能
調整医師怜からも説明を受ける
最終同意書に署名すると提供を撤回できない
患者は前処置として放射線 抗がん剤で骨髄を破壊してから
ドナーの骨髄を移植する
骨髄は全身麻酔下で骨盤に針を刺して採取する
提供の最終同意には家族の同意も必要となる
角田はまだ妻と離婚していない
*
角田は由衣 榎木田 優と故郷新潟へ行き妻に逢う
*
編集長がカフェに来る
編集長は由衣の父
由衣が行方不明になった後 母が死んだ
編集長は由衣に帰るよう促す
由衣断る
*
角田は妻と仲直り
地元の病院で骨髄提供すると決め新潟へ帰る
*
めぐみに適合通知が届く
骨髄提供のため入院(3泊4日の予定)
提供を終え退院
*
警察が来る
優はスクランブル交差点連続殺傷犯だった
めぐみの渡したカプセルは砂糖だった
*
一年後
由衣は獄中の優と結婚しようと思う
めぐみは反対
*
由衣の父がウェディグドレスを届ける
ウェディグドレスを着て面会
妻になったけど もう面会には来ません
骨になったらキスしてあげます
*
由衣に適合通知が届く
*
めぐみは自殺しようと思う
ちかの亡霊が出る
亡霊じゃないよ妹だよ
姉は死ぬ間際にテープを残してた
最後は"来て"じゃなくて"生きて"と叫んだ
ちかは列車に跳ねられず病院で死んだ
*
めぐみはちかの妹と初めて海に行き
猛毒を海に不法投棄して
骨髄移植した少女に怒られる
骨髄移植と自殺について
死にたい人と死にたくない人
100人の命を救っても
奪った命は1つも戻らない
ドナー登録しても
適合者が現れ骨髄を提供出来る人は2.4%
55歳を過ぎると
骨髄バンクのドナー登録も出来ない
僕はもうだめ
歳と共に
おでこもどんどん広くなる
そろそろ潮時か
2015年 日本映画 112分
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