" 七つの会議 "
監督 福澤克雄
原作 池井戸潤
出演 野村萬斎
香川照之
及川光博
朝倉あき
片岡愛之助
音尾琢真
藤森慎吾
岡田浩暉
吉田羊
土屋太鳳
世良公則
鹿賀丈史
北大路欣也
***
東京建電の会議室で怯えながら鬼を待つ
及川他百人の社員
あき もその1人
鬼とは営業部長の香川
定刻ぴったりに営業部の定例会議が始まる
東京建電の親会社Xenoxの
鹿賀常務取締役も怖い顔で出席
香川部長の手腕を監視
及川は東京健電 営業二課長
二課は月間目標を6ヵ月連続で割り込んでいる
一課は35ヵ月連続でノルマを達成している
二課が扱うのはXenoxの型落ち商品
一課が扱うのは自社製の椅子
二課長及川は香川部長からボロクソに叱責される
一課長は香川部長からお褒めの言葉を頂く
このピリピリした会議中 いびきをかく男あり
グウタラで有名な 営業一課係長萬斎
予想に反し香川は無視
グウタラ萬斎に手を焼く東京家電 営業一課長 片岡
萬斎より10歳年下
*
片岡のグウタラ萬斎への風当たりが強くなる
仕事を大量に押し付けるようになる
でも
出来ないものは出来ない
出来なくても残業はしない
片岡は切れる
萬斎を怒らせる
パワハラで訴えられる
片岡は香川のお気に入りだし
なあなあで終わるかと思われたが
片岡は人事部に移動になる
営業一課長には及川がなり
萬斎は及川の部下になる
*
萬斎は香川部長と同期入社
入社後数年は営業成績トップ
同期トップで係長に昇進
係長になった途端 営業成績が下がり
20年が過ぎ今に至る
*
営業一課の営業成績は
及川が課長になった途端 ガタ落ち
*
東京健電 営業一課員 あき
もうすぐ寿退社(表向きは)の予定
本当は社内不倫に疲れて
不倫相手は 離婚するするといい続けて あきを騙し続けた
*
東京健電 経理課長代理 藤森
経理と営業は犬猿の仲
藤森は営業の粗探しを経理課長から命じられる
営業部の帳簿を調べる
やたらに高いお食事代発見
ねじ六相手の交際費
¥103,680-
使った奴はグウタラ萬斎
ねじ六は下請け工場
下請け相手に どうして接待なんかする?
藤森は萬斎に食ってかかる
萬斎は藤森を虚仮にする
さて藤森こそ あきを弄んだ男(萬斎だけは知っている)
藤森の闘争心に火が着く
ねじ六は以前 コストが高いという理由で
2年前に片岡が バッサリ切った下請け
*
*
3週間前
東京建電の仕事を失った従業員10人の
吹けば飛ぶような町工場ねじ六は火の車
四代目ねじ六社長 音尾は東京建電恨む
音尾の妹太鳳も困り果てる
東京健電 営業一課係長萬斎が突然来る
片岡が転注したトーメイテックとの契約は
萬斎が打ち切りねじ六の契約を復活させる
それにより東京建電のコストは月に90万増える
*
東京建電 副社長 世良
元はXenoxの社員で鹿賀常務取締役とは同期
4年前まで鹿賀と出世競争をしていたが
絶対君主北大路社長が選んだのは鹿賀だった
世良は子会社の東京建電に追いやられた
鹿賀は東京建電にXenoxの型落ち冷蔵庫10万台
60億円分の販売を押し付ける
*
経理部が煩い
萬斎は香川に苦情を言う
この2人 同期だけあって どうやらツーカーの仲
*
役員会議
経理部は営業一課の採算悪化問題に関する報告書を提出
萬斎がコスト高の転注をした件を追求
香川は萬斎を庇って猛反論
経理部が赤っ恥をかく結果となる
*
東京健電 カスタマー室長 岡田
岡田も2年前までは 花の一家で
出世街道を歩いてた
香川は岡田を無能呼ばわりして 切り捨てた
岡田は 一発逆転のデカいネタを つかんだ
*
萬斎の元妻は羊
*
カスタマー室の仁科さん
*
御前会議・・・
たかがねじ
されどねじ
会社の不祥事を題材にした
社会派ドラマで
7回の会議が重要な鍵になる
と 思って見てたけど
会議が7回開かれたかは定かでなく
重要な会議は
最後の御前会議くらいだった
野村萬斎の演技は暑苦しいが
最後の独白は面白かった
会社に忠誠を誓う社員
会社を守るためなら嘘も不正も辞さない
それは藩に忠誠を誓い
藩のためなら嘘も不正も辞さない侍根性の名残
侍根性が無くならない限り
日本の不正は無くならない
農民より侍になりたがり
社会や会社やチームに利用されるのを良しとする
侍ジャパンの体質は簡単には変わらない
2019年 日本映画 119分
・