" 3D彼女 リアルガール "
監督 英勉
原作 那波マオ
出演 中条あやみ
佐野勇斗 *筒井ヲタ
清水尋也
恒松祐里
上白石萌歌
ゆうたろう
神田沙也加 *えぞみちの声
濱田マリ
竹内力
女子高生あやみ(21歳)は
眼鏡を掛けた男子つっつんに
私と付き合って と頼む
***
***
三日前
棚に並ぶ「魔法少女えぞみち」のフィギア
その他にも壁一面に並ぶフィギア
その部屋でアニメを入念にチェックするつっつん
えぞみちがテレビの画面から飛び出し
このヲタに話しかける
このヲタは慌てる事なく
えぞみちにアニヲタの使命を語る
えぞみちはこのヲタが何処に居ても話しかけてくる
このヲタは
父力 母マリ 弟と4人暮らし
誰もこのヲタを尊重せず このヲタの人権は湯呑み以下
このヲタは極力 リアルとの触れ合いを避ける
静かに二次元に生きることを望む
*
このヲタは先生からプール掃除を命じられる
あろうことかリアル女子であるあやみと
それが あやみとの出会い
このヲタも この女の噂だけは聞いたことがある
不良とか ビッチとか 男グセ悪いとか 女ウケ悪いとか
いいのは顔だけで 性格は最悪とか
このヲタは名を筒井といい
あやみはつっつんとあだ名をつける
このヲタは当然ながらリアル女子への耐性はない
気軽に話しかけてくるこの女は最も苦手とするヤツ
心乱され つい…そこそこの大声で 口答えしてしまう
謝るべきか
当然
倫理観の問題ではなく 生き死にの問題
三次元女子の情報網を駆使した 社会的制裁を
甘く見てはいけない
筒井は放課後 謝ろうとして待ち伏せした
謝るタイミングを伺ううちに ストーキングしていた
その先で
万引きの濡れ着をかけられたあやみの
無実を証明するためストーキングを暴露し
更に立場を悪くし 緊急事態に陥る
そんな筒井の前にあやみは現れ
私と付き合って と頼む
筒井は ひと言 ごめんなさい
それを見ていた 同じ組の祐里が激怒
筒井みたいなヲタの クラスの隅っこに沈殿している分際で
なんで あやみさんからコクられて しかも ごめんなさい?
え? なんで!
このヲタは どうやら大きな間違いをしたらしい
これは新手のイジメ? しかも断る余地はない?
このヲタは あやみの彼氏の立場を
甘んじて受け入れるしかなかった 期間は半年間
リアル彼氏は何をするか
Missin: 送り迎え
その他 あやみの
奴隷契約「彼氏」クリアの条件 は
・守る
・一緒にごはんを食べる
・デートする
・プレゼント
・ちゅー
思いついたら 増やすつもりらしい
まるで無間地獄
Missin: 一緒にご飯
Missin: 守る
Missin: デートする
バッドエンドを回避する方法は
イベントを全てクリアするしかない
しかし
二次元の常識は 三次元の非常識
筒井はリアルデートを何も知らない
筒井がイケメソ尋也と仲がいいと勘違いしている祐里は
尋也と仲を取り持つのを条件にデートの仕方を指南
デート当日
祐里の用意したデートコースはあやみのお気に召さず
突然 つっつんのおうちに行きたいと仰る
断れる立場に有らず
*
人間の女の子を連れてきたヲタに家族は驚愕
Missin: プレゼント
祐里が お付き合いしたいと願ってい尋也はあやみが好き
だったが
目障りなアニヲタを殴りあやみを怒らせ
あやみの真の恐ろしさを知る
この一件で 尋也はグループから ハブられ
ヒエラルキーのトップから底辺に転落
園芸部のアニヲタのコミュ障の後輩の萌歌
これほどまでに話が合う人が高校に いたとは
萌歌は筒井に惚れる
筒井とて 萌歌とは心置きなくアニメを語れる
あやみに真逆のライバル現る
親友ゆうたろうはその萌歌に惚れる
と思いきや ゆうたろうは筒井を愛している
ヒエラルキーのトップから底辺に転落した尋也は
あやみと筒井の半下部と化し
そんな尋也に近づくため
祐里はあやみと筒井に近づく
*
半年が経ち
最初に契約した期間が終わる
あやみは頭の中に悪い虫がいて
その虫を取り除く手術を受ける日が近づく・・・
アニヲタで コミュ障で 引きこもり予備軍の高校生が
あろうことか美女に恋される
と
ヲタク男子が喜びそうな話しではあるが
原作は少女マンガ
なので
漫画では
この恋されるヲタはヲタなれど
背が高くてそこそこイケメンで
母性本能をくすぐるタイプ
ってことになるのだろうか
原作は未読だから
比較は出来ないが
映画には疑問が残る
不良とか ビッチとか 男グセ悪いとか 女ウケ悪いとか
いいのは顔だけで 性格は最悪とか噂の女なのに
全然そう見えないのは何故か
そんな女が会って3日で
アニヲタで コミュ障で 引きこもり予備軍の男を
何故 恋人にしたいと思ったか
恋人が大手術を受けるのに
何故 見舞いに行こうとしなかったのか
それは アニヲタで コミュ障で 引きこもり予備軍だから
疑問はあるが
映画で見る二次元中条あやみは
僕のタイプなので まっいいか
最後は
ダスティン・ホフマンの「 卒業 」みたいな
ヲタらしからぬ熱い展開になっちゃって
その前に
このヲタは 大切なフィギアを
何故全部 処分しちゃったんだ?
真逆
ヲタを否定してる訳じゃ有るまいね
2018年 日本映画 115分
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