" THE DEATH OF STALIN "
監督 アーマンド・イアヌッチ
出演 スティーヴ・ブシェミ *フルシチョフ第一書記
サイモン・ラッセル・ビール *ベリヤNKVD最高責任者
ルパート・フレンド *スターリンの息子
ジェイソン・アイザックス *ジューコフ元帥
オルガ・キュリレンコ *ユーディナ(ピヤニスト)
マイケル・ペイリン *モロトフ外務大臣
アンドレア・ライズボロー *スターリンの娘
ジェフリー・タンバー *マレンコフ補佐官
***
モスクワ、1953
20年にわたり、スターリンの秘密警察NKVDは
ソ連を恐怖で支配していた
スターリンのリストに"敵"として載ったものは
逮捕され、追放もしくは銃殺された
兎に角、みんな恐れてた
"敵"のリストに載るのは些細なことだった
殺された人は20年間で
50万人とも700万人とも言われた
3月1日
スターリンは別荘で
ニキータ・フルシチョフ ラヴレンチー・ベリヤ
モスクワ党委員会 第一書記 NKVD警備隊 最高責任者
ゲオルギー・マレンコフ ヴャチェスラフ・モロトフ
スターリンの補佐官 外務大臣
らと深夜まで飲んで食い
彼らを帰した後
スターリンは自室でひとり脳出血で倒れる
スターリンは自室への無断入室を禁じていたので
中で倒れる音がしても呻き声がしても
護衛は入ろうとしなかった
スターリンが昏睡で発見されたのは翌日の午後だった
"もしも指導者がその能力を失った時は
委員会を招集しなくてはならない。"
第17条.2
別荘に駆けつける委員達
ベリヤ マレンコフ フルシチョフ
医者を呼ぼうにも
有能な医者は皆 反逆罪で獄中
どうするかは委員が集まらないと決められない
まだまだ駆けつける委員達
ラーザリ・カガノーヴィチ
労働大臣
ニコライ・ブルガーニン アナスタス・ミコヤン
国防大臣 貿易大臣
委員の数が揃ったところで 医者はどうしよう
ヤブ医者でもいいから探そう
その方が意識も戻らないだろうし
幹部達による後継者争いが本格化
マレンコフ&ベリヤ派 vs フルシチョフ&カガノーヴィチ派
4日後の3月5日
スターリンは一言も喋る事なくこの世を去る
マレンコフ が第3代最高指導者になり
ベリヤ は副首相になる
フルシチョフは葬儀委員長を押し付けられる
葬儀の場は覇権争い
葬儀に顔を出す
ゲオルギー・ジューコフ元帥
ソ連軍はNKVD警備隊と犬猿の仲・・・
スターリンの突然の死に
てんやわんやする幹部達を描いたコメディ
コメディだけど
人はいっぱい死ぬブラックなコメディ
史実を基にしているが
テンポを出すため
かなり脚色されている
実際は
ベリヤが処刑されたのはスターリンの死の9ヶ月後
2017年 UK映画 107分
ヨーロッパ映画賞 コメディ作品賞受賞
全米批評家協会賞 脚本賞受賞受賞
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