" 祈りの幕が 下りる時 "
監督 福澤克雄
原作 東野圭吾
出演 阿部寛 **加賀恭一郎
溝端淳平 **警視庁捜査一課刑事
田中麗奈 **
烏丸せつこ
春風亭昇太 *警視庁捜査一課主任
中島ひろ子
桜田ひより
飯豊まりえ *20歳のひより
松嶋菜々子 *40歳のひより
伊藤蘭
仙台に伊藤蘭が、たどり着いたのは
1983年の冬だった
旦那と別れ 家を出た蘭は
せつこのスナックに勤める
1985年
蘭は妻としても母としても失格だった
家を出た時 息子は10歳だった
1997年
蘭はスナックの客の綿部さんと親密になる
2001年
蘭が死んだ
遺体に不審な点はなく心不全とみて間違いない
せつこは綿部さんに知らせる
綿部さんは 蘭の息子の連絡先を教えてくれる
というわけで
加賀恭一郎は
東京都杉並区荻窪7−11−32−6から遺骨を取りに来た
恭一郎は綿部に会い
母の事を聞きたいと思ったが
綿部さんとは連絡が取れなかった
母親の恋人
綿部俊一の消息をつかめぬまま
16年の月日が流れた
現在(2017)
東京都 葛飾
荒川沿いのアパートで、異臭を放つ液体が
滴り落ちてくるという階下の住人の通報で
死後20日の腐乱死体が発見される
死体は痛みが酷く、顔や年齢は認識不可
衣服以外 所持品もなく
判明したのは性別が女性
死因が絞殺である事だけだった
部屋のカレンダーに
各月に1つづつ 日本橋付近の橋の名前が書かれている
*
DNA鑑定により
被害者は中島ひろ子(40歳)と判明
滋賀県彦根市在住
職業は市内にある清掃会社の営業担当
5月12日には通常通り出社し
5月13日 東京のベルモントホテルに宿泊
5月15日から無断欠勤している
殺されたのは5月14日(日)の可能性が高い
現場アパートの部屋には
越川睦夫(70歳)が9年前から暮らしていた
その男は15日から姿を見せなくなった
中島ひろ子と越川睦夫の関係は不明
刑事は
16日に発生したホームレス放火殺人事件との関連を疑う
滋賀県 彦根
何故、中島ひろ子は東京に向かったのか?
交友関係に越川睦夫の影があったのか?
友人、職場、親族に徹底的な聞き込みをするため、
中島ひろ子が暮らしていた彦根の街を訪れた
刑事はひろ子の勤務先・営業先の聞き込みを行う
3日間経過したが有力に情報は得られなかった
その後の聞き込みで
同級生桜田ひより(40歳)に会いに行った可能性が浮上
ひよりは彦根市出身の有名な演出家 元女優
刑事はひよりに話を聞く
ひろ子は5月13日 公演初日の前日の夕方に急に尋ねて来た
お母さんが老人ホームに居るから引き取って欲しいと言われた
断った
あの女は26年前中学の頃 ひよりと父を捨て
莫大な借金をして男と逃げた
父は借金を苦にし 自殺した
ひろ子は 次の日帰ると言っていましたよ
人は嘘をつく
***
刑事はひよりを疑ったが
彼女には完璧なアリバイがあった
刑事は加賀恭一郎を呼び出し話を聞く
恭一郎はひよりを知っている
5年前 剣道教室の講師をしていた時
ひよりが連れて来た役者の卵に教えた
恭一郎は刑事の従兄弟
恭一郎も実は刑事
*
DNA鑑定の結果
16日に発生したホームレス放火殺人事件の被害者は
越川睦夫と判明
蘭が住んでいた部屋のカレンダーにも
各月に1つづつ 日本橋付近の橋の名前が書かれていた
1月浅草橋 2月左衛門橋 3月西河岸橋 4月一石橋
5月柳橋 6月常盤橋 7月日本橋 8月江戸橋
9月鎧橋 10月茅場橋 11月湊橋 12月豊海橋
*
越川睦夫は綿部俊一と同一人物と判明
綿部俊一は女川原子力発電所で働いていた可能性が浮上
綿部俊一はひよりの担任だった可能性が浮上
ひよりは卒業後 女優になり担任と不倫していた
綿部俊一 = 担任説は否定される
恭一郎の知人 麗奈
(恭一郎の父が死んだの時の看護師)
*
ひよりは父が自殺したと言い張るが
父の自殺はひよりと父の偽装だった
綿部俊一は横山一俊の名を借りるひよりの父だった
父が蘭と付き合い出したのを知り
19年前 ひよりは 恭一郎の住所を問い合わせていた・・・
テレビドラマ
「新参者」加賀恭一郎シリーズからの
映画化の2作目
なので
上記作品を見てないと
この人 誰の疑問が湧く?
東野版「砂の器」
可哀想な過去を持つ大物の過去隠しの殺人
お涙 頂戴
千穐楽
もうすぐ幕が下りる
2018年 日本映画 119分
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