" イキガミ "
監督 瀧本智行
原作 間瀬元朗
出演 松田翔太
風吹ジュン
成海璃子
井川遥
山田孝之
余命1時間の男は
昔自分をイジめた男にナイフを突き付けるが
殺すに至らず死亡
***
小学校の入学式
全国の新1年生の千人に1人は
18歳から24歳までの間にお国の為に死ぬ
*
国家繁栄維持法は
国民に死の恐怖を植え付ける事によって
生命の価値を再認識させる日本国の根幹を支える法律である
小学1年生に注射された千人に1人のナノカプセルは
18歳から24歳までの間に心臓で破裂する
破裂する24時間前に
死亡予告書(通称イキガミ(逝紙))が渡される
義務期間を越え25歳になった松田は
厚生保健省に入りイキガミの配達係になる
*
田辺
松田は田辺さん(23歳)にイキガミを届ける
田辺さんはミュージシャン
ようやくテレビ出演のチャンスを得た、、、
*
直樹
国繁教育の徹底を声を大にして訴える国会議員のジュン
松田は直樹さん(20歳)にイキガミを届ける
直樹さんはジュンの息子で引き籠り
ジュンは息子を選挙戦に利用しようと思う、、、
*
孝之
璃子は子供の時 交通事故に遭い
両親を失い自身は失明した
璃子の眼科主治医遥
璃子は角膜移植のドナー待ち
璃子の兄孝之
妹の前ではサラリーマンの振りをしているが本当は詐欺師
松田は孝之さん(20歳)にイキガミを届ける・・・
死を宣告された
3人を描いた オムニバス風映画
主役松田は狂言回し的役柄
国家繁栄維持法が未施行の今でも
18歳から24歳の間に
千人に0.5人が死んでいる
それを倍にして
どれほど意識が変化するかは微妙
死を意識させたいなら
中学生以下は 近所の葬式に強制参加させる
とかでもいいんじゃないか?
だけど
人は他人の死を気にしない
自分の死期が迫らないと
切羽詰まらない
せめて
1ヶ月前に 教えて欲しいな
2008年 日本映画 133分
年齢別死亡数 (千人対)
0~ 4歳 0.5人
5~ 9 0.1
10~14 0.1
15~19 0.2
20~24 0.4
25~29 0.5
30~34 0.5
35~39 0.7
40~44 1.0
45~49 1.5
50~54 2.5
55~59 3.8
60~64 5.8
65~69 9.4
70~74 15
75~79 24
80~84 44
85~89 80
90~94 140
95~99 250
100以上 420
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