" 俺は、君のためにこそ死ににいく "
監督 新城卓
製作・脚本 石原慎太郎
出演 徳重聡
窪塚洋介
筒井道隆
岸惠子 *鳥濱トメ
多部未華子
勝野雅奈恵
中越典子
戸田菜穂
あらすじ、ネタバレ御免
昭和18年(1943) 春
鹿児島県 知覧 陸軍飛行学校
赤白分かれて棒倒し
彼らの楽しみは鳥濱トメさんが営む富屋食堂
食堂を手伝う雅奈恵はトメの長女
***
昭和19年(1944)フィリピン・マバラカット
敗戦を覚悟した大西瀧治郎海軍中将は
敗戦後も日本の国体を守るため
1週間敵空母の甲板を使えなくする作戦を発令
それには
250k爆弾を搭載して敵艦に突っ込む神風特別攻撃しかない
生きて帰れないこの要員は 志願では集まりっこない
よって
志願という名目の命令とする
関行男海軍大尉は
先頭を切って敵艦に突っ込む役目を命じられる
操縦の腕が一番いいから
1人目が成功すると指揮が上がるから
10月21日 朝 マバラカット西飛行場から
関 大尉(敷島隊) 他2機出撃
敵艦を見つけられず翌朝帰投
3度目の出撃で敵艦を葬る
*
マッカーサー元帥 フィリピン上陸
1945年 3月
東京・大阪大空襲
1945年 4月
沖縄上陸開始
昭和20年(1945)春 鹿児島県 知覧
富屋食堂
朝食の用意をする未華子はトメの次女
*
大刀洗陸軍航空廠 知覧分廠
知覧は特別攻撃隊の基地になった
知覧高女の生徒未華子ら奉仕隊は
特別攻撃隊員のお世話係になる
*
特別攻撃隊の最後の楽しみは富屋食堂の玉子丼
*
女子挺身隊員になると決心する典子
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筒井さんの奥さん菜穂
*
特別攻撃隊員の最後の夜は富屋食堂の2階で宴会
*
窪塚少尉、筒井少尉ら
沖縄方面へ出撃
「靖国神社で待ってます」
筒井少尉は3度目の帰投
(1回は悪天候、2,3回目はエンジントラブル)
窪塚少尉も帰投
*
女子挺身隊員になった典子さん
*
徳重少尉、窪塚少尉ら
沖縄方面へ出撃
「靖国神社で待ってます」
徳重は海に落ちて命拾い
後に典子さんと結婚
窪塚は米軍に救出され命拾い
*
8月6日・8月9日
広島・長崎 原爆投下
*
終戦
昭和20年(1945)8月15日
8月16日
大西瀧治郎 自害
*
徳重に死んだ特攻隊員の亡霊が会いに来る
怖!
靖国神社の重要性を押し付ける映画
貴様と俺とは 同期の桜
離れ離れに 散ろうとも
花の都の 靖国神社
春の梢に 咲いて会おう
神道の教えでは
死んだ人はみんな神になる
特攻隊員は 本気で
死んでも靖国で再会できる と
思い込んでいた
と 石原慎太郎は本気で思い込んでいる?
貴様は貴いあなた様の意なので
元々は目上の人に使った
興行収入は製作費の六割にしか達しなかった
特別攻撃で
失った戦闘機は 3558機
死んだ隊員は3690人
沈没させた船55隻
除籍させた船23隻
損傷を与えた船177隻
殺した米兵8064人
2007年 日本映画 135分 製作費1,600万ドル
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