" タイヨウのうた "
監督 小泉徳宏
出演 YUI
通山愛里
麻木久仁子
岸谷五朗
あらすじ、ネタバレ御免
7月19 鎌倉市七里ヶ浜
部屋の窓から夜明けの海を見つめるユイ(16歳(本当は19歳))
寝る
陽が昇る
人々の営みが始まる
陽が沈む(18:55) ユイは起きる
ユイは父岸谷と母久仁子と3人暮らし
ユイは今夜も出かける
日の出は4時40分なので門限は朝の4時
ユイは色素性乾皮症
常染色体劣性遺伝性の光線過敏性皮膚疾患
紫外線にあたると 皮膚に異常に強い紅斑や水疱が発生する
皮膚癌が発生率は 健常者の約2千倍(単純計算で10人に1人)
この病気で恐いのは 進行性の神経障害の発症
紫外線の被曝と関係なく 20歳までに2/3が死亡する
ユイはストリート・ミュージシャン
人のまばらな駅前広場でギターの弾き語り
***
ユイの部屋からはバス停が見える
ユイは毎朝現れる青年が気になる
陽がまた昇る
ユイの友人 愛里
しばしば遊びに来て両親にも馴れ馴れしい
ユイは紫外線防御服を着れば
昼間も外出できるが
仰々しいしダサいし 着たがらない
*
ユイが気になる青年は愛里と同じ高校
愛里は青年について調べ ユイに報告 馬鹿で下品
*
ユイは青年と付き合う
今日もまた 陽がまた昇る
*
ユイの指に麻痺が出る
ギターの弦が押さえられなくなる
歌は歌えるのでCDを吹き込む
*
間も無くしてユイ死亡
*
ユイの歌がラジオから流れる
難病を抱える少女の恋愛ドラマ
1993年の香港映画「つきせぬ想い」のリメイク
2018年にはハリウッドでもリメイクされた
ハリウッドのリメイク版は評判が悪かった
作為的なティーン・ロマンス映画としては典型的なものである
悪いことに それは
色素性乾皮症の不正確な描写のために際立っている
この批評は
この映画にも当たっている
YUIは元々歌手なので
弾き語りは生き生きしている
でも
セリフは棒読み
陽なんか登らなきゃいいのに
朝なんか 来なきゃいいのに
2006年 日本映画 119分
♪ 夜が更けて 目を閉じて
お日様が 少し登ったらぁ
窓閉めて でも眩しくて
憂鬱が僕の邪魔をしたら
また 電話をするよ
君に 電話をするよ
きっと 電話をするよ
頼むから僕を なぐさめて
電話をするよ by UA
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