" 夢千代日記 "
監督 浦山桐郎
脚本 早坂暁
出演 吉永小百合 *夢千代
名取裕子
田中好子
斉藤絵里
小田かおる
左時枝
樹木希林
小川真由美
北大路欣也
あらすじ、ネタバレ御免
2月26日 神戸
医者の診察を受ける夢千代
夢千代は被爆者
昭和20年生まれ 0才の時被曝した
現在は兵庫県湯村温泉在住
医者は白血病と診断
付き添いの母代りタマエに
夢千代の余命半年を告げる
***
帰りの電車
同じ車両に乗る
北大路、真由美、チビ玉
3人は旅役者
真由美はチビ玉のママで座長
北大路は劇団員 (劇団員は他にもいる)
今日から1ヶ月間 湯村温泉劇場で興行
餘部鉄橋の上で
夢千代と北大路は人が落ちるのを目撃する
鉄橋の下で若い女性の遺体が発見されるが
北大路は見ていないと言い張る
*
温泉の芸者たちはPRでスキー大会
*
夢千代は浜坂駅で降り湯村温泉の置屋へ帰る
夢千代は芸者
余命半年でも座敷に立つ
*
かほる はストリッブ劇場の親父から客と本番を頼まれる
否応無しに客と本番をさせられる
*
常連客と風呂に入る裕子
裕子は妊娠する
裕子は金欲しさに常連客にお腹を貸した
常連の奥さんは時枝
時枝は不妊
宜しくと頼まれる
*
画家の大先生が
絵里を水揚げして裸婦のモデルにしたいと言って来る
絵里は金欲しさにモデルになる
画家の大先生はジジイだけど やっぱりムラムラする
腹上死
大先生は余命3ヶ月の癌だったので
奥さんも納得
癌じゃなく腹上死に絵里に感謝
3月10日
夢千代は桃の節句から寝込んだまま
好子は母の位牌を持って家出する
自殺を試みるも助けられ失敗
3月27日
夢千代は遺書を書く
*
北大路は実は
長野県出身の父殺しで 後1月半で時効の15年
長野県は田舎だから若い娘がいなかった
若い牝牛しかいなかったので北大路は悶々としていた
悶々とする若者に父は理解がなかった
夢千代は北大路を好きになる
命の種を注入してもらう
夢千代の病状悪化
死亡
北大路は逮捕される
完
1981年、1982年、1984年に
NHKで放送されたテレビシリーズの映画化
テレビでは余命3年と宣告されて3年以上生きた
白血病を宣告された芸者と
彼女を取り巻く人達の群像劇
夢千代は特別に何もしない
僕も芸術の才能に秀でていれば
女性に裸を所望しても
スケベ とは言われなかったのに
でも
腹上死はいや
卵黄の凝固温度は70℃
卵白の凝固温度はそれより高い80℃
沸騰したお湯に卵を漬けると
熱は外側から熱が伝わるので
凝固温度が高くても 先に白身から固まり
黄身が固まる前に取り出せば半熟卵になる
71℃〜79℃のお湯に卵を長時間漬けておくと
白身は固まらず黄身だけ固まる
温泉では
自然にお湯が この温度になる所も多く
そこでは ゆで卵を作ろうとしても
白身の固まらないゆで卵が出来る
これを温泉卵という
1985年 日本映画 129分
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