「 人間の証明 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 人間の証明 "

 

監督 佐藤純彌

原作 森村誠一

出演 岡田茉莉子

   松田優作

    竹下景子

    坂口良子

    高沢順子

    シェリー

    ジャネット八田

    范文雀

     島崎奈々

     野川愛

   ジョージ・ケネディ

    西川峰子

   三船敏郎

   鶴田浩二

 

 

 あらすじ、ネタバレ御免

 

 ニューヨーク

金を受け取る黒人の青年ジョニー・ヘイワード

日本航空でチケットを買う

服を新調 ハーレムの家を出る

 

     ***

   茉莉子コレクション飛翔(ホテルニューオータニ42Fでの開催)

  

大成功

 

 *

同じ頃

同ホテルのエレベーターガール奈々

 

42階に到着したエレベーター内で

黒人が 「ストーハ」とつぶやき倒れる

 

 *

現場に駆けつける麹町警察署の松田刑事

現場検証する警視庁捜査第一課の鶴田警部

害者  :ジョニー・ヘイワード

国籍  :アメリカ 

生年月日:1950年(S25年)10月28日

死因  :胸部内出血による窒息死

凶器  :果物ナイフ

遺留品 :西条八十詩集(S22年発行)

 

エレベーターガール奈々の証言では

「ストーハ」と言って倒れた

 

エレベータに乗っていた人に話を聞く

東洋技研部長とクラブホステス文雀

 

鶴田警部、松田刑事らは

ホテル近くの公園で血痕と麦藁帽子を発見

松田刑事は英語が堪能

「ストーハ」と聞こえたのは「ストローハット」だ

害者は公園で刺された後ホテルまで歩いた、ようだ

ホテルの電飾もストローハットに見える

 

 *

東洋技研部長と文雀はタクシーで帰る

2人は人目を忍ぶ関係(文雀は人妻)

 

 *

タクシーを先に降りた文雀は

順子の彼氏が運転する車に撥ねられる

順子の彼氏は遺体を持ち去る(海の中に捨てる)

 *

順子の彼氏は茉莉子の息子

 

 *

害者は殺される前

ウェイトレスのシェリーに目撃されていた

シェリーは公園で彼氏とイチャイチャしてたら

ふらふらの男を目撃

男はホテルを見上げて「ストーハ」と言った

 

 *

茉莉子の夫は三船国会議員

金持ち、政治家なんか皆んな大泥棒

浮気性

 

 *

順子は彼氏に貰った時計を事故現場に落とした

 (その時計は東洋技研部長が拾った)

 

 *

帰らない文雀を心配して夫が

勤め先のクラブに行く

ママも同僚ホステス愛も何も知らない?

 

夫は東洋技研部長が浮気相手だと突き止め

2人で時計の持ち主を捜そうと意気投合

 

 *

麦藁帽子はS22年製

害者が米国から持ち込んだ物と判明

 

 *

ニューヨーク市警のケネディ刑事

ジョニー・ヘイワードの身元調査を命じられる

ジャップのためのニグロ調査なんて まっぴらだけど

彼はキスミに行くと言っていた

 

ジョニーの父は

S21〜24年まで進駐軍として横須賀にいた

 

 *

茉莉子の息子は轢き逃げを母に告白

自主すると言う息子を茉莉子が止める

 刑務所に入っても罪は償えない

茉莉子は息子をNYへ逃がす

 

 *

東洋技研部長は時計が

茉莉子が買ったと突き止め

知り合いの刑事に調査を依頼

 

 *

松田刑事の行きつけの飲み屋

女将は良子

その飲み屋の客が西条八十のファン

彼の詩「ぼくの帽子」の一節を口ずさむ

 

 母さん、僕のあの帽子、どうしたんでせうね?

 ええ、夏、碓氷から霧積へゆくみちで、
 谿底へ落としたあの麦わら帽子ですよ

 

 母さん、あれは好きな帽子でしたよ、
 僕はあのときずいぶんくやしかった、
 だけど、いきなり風が吹いてきたもんだから。

 

 母さん、あのとき、向こうから若い薬売りが来ましたっけね、
 紺の脚絆に手甲をした。
 そして拾はうとして、ずいぶん骨折ってくれましたっけね。
 けれど、とうとう駄目だった、

 

ジョニーは霧積 (スミ) へ行こうとした?

 

霧積の温泉旅館で働く景子

生まれて一度も黒い人は見た事ない

婆ちゃんは終戦直後に見たことある

婆ちゃんの話ではこんな感じだったらしい

松田刑事が会いに行く前に婆ちゃんは殺される

 

 

景子の婆ちゃんの従姉妹の孫の峰子

景子の婆ちゃんの従姉妹の話では

景子の婆ちゃんは横須賀で進駐軍相手にバーを開いていた

その店に茉莉子が働いていた

 

どうやら 松田刑事の幼い頃の記憶では

松田の父は進駐軍に襲われた茉莉子を助けて

進駐軍に殺された

 

松田刑事は茉莉子がジョニーの母親で

ジョニーを殺害した犯人だと睨む

茉莉子がジョニーの母親である証拠を掴むべく

ジョニーの父親を探しに

ニューヨークへ飛びケネディ刑事と会う

 

どうやら ケネディ刑事は

松田の父を殺した進駐軍の1人らしい

 

ニューヨークで写真店を営む八田と会う

ジョニーの父を知ってた

松田刑事はジョニーの父と会う

 

文雀を轢き逃げした茉莉子の息子を

ケネディ刑事が射殺

 

松田刑事は茉莉子の息子の恋人順子を連れて

日本に帰る

 

 

息子が死んだと知った茉莉子の回想

 

茉莉子は会いに来たジョニーを追い返した

しつこいので公園で刺した

 

茉莉子霧積へ行き麦わら帽子を捨てる

茉莉子も崖から飛び降り自殺

 

ケネディ刑事は黒人に刺されて死亡

 

 

 

   

 

 

 

   当時 人気だった森村誠一の小説を映画化し

   劇場公開当時はかなりテレビで宣伝してたので

   麦わら帽子の出てくる映画だとは認識していた

 

 

 

   角川映画は

   宣伝の割に面白くない

   が、僕の当時の評価だったので

   映画館には見に行かず
   その後

   テレビで見たような気もするが

   通しで全部見たのは初めてかも

 

   で、

   改めて今みても

   当時の評価は変わらない

   

 

   子を殺した母親と

   親を殺された刑事と

   轢き逃げ犯と

   盛り込み過ぎで

 

   ミステリーとしても

   サスペンスとしても

   あまり面白くない

 

   最終的に

   「 砂の器 」と、似た話

 

 

   名誉のためなら

   家族も殺すわ

   人間だもの

   

 

 

 

 

1977年 日本映画 132分