" 犬神家の一族 "
監督 市川崑
原作 横溝正史
出演 石坂浩二 *金田一耕助
島田陽子 *孫
あおい輝彦 *長女の息子
高峰三枝子 *長女
草笛光子 *三女
三条美紀 *次女
川口晶 *次女の娘
坂口良子 *ホテルの女中
寺田稔 *猿蔵
大関優子 *妾
仁科鳩美 *妾の娘
岸田今日子 *琴の師匠
あらすじ、ネタバレ御免
佐兵衛が死にそう
長女三枝子以下次女三女や婿等は遺言が気になる
遺言状は顧問弁護士が預かっている
血縁者９人が揃った時に開封することになっている
けど長女(未亡人)の１人息子が外地からまだ戻らない
涙を浮かべる陽子
↑佐兵衛がインポ神官の処女妻に産ませた娘の娘
佐兵衛 ご臨終
***
明治 十一年 放浪の孤児佐兵衛 信州那須神社神官に救われる
明治 十六年 インポ神官と処女妻と十七の犬神佐兵衛
明治 十九年 犬神製薬工場設立
明治三十八年 工場増築
大正 八年 佐兵衛五十三歳 中央財政会に進出
昭和 十年 犬神製薬那須本社工場新築
昭和二十二年 犬神佐兵衛(81歳)死亡
*
信州那須市
金田一耕助 登場
那須ホテル(名前はホテルでも汚い旅館)に泊まる
女中の良子
金田一耕助は犬神の顧問弁護士の助手に調査を依頼された
佐兵衛さんは7ヶ月前に亡くなった
その助手は金田一に会う直前に毒殺される
彼は手紙に
近く犬神家の一族に容易ならぬ事態が勃発するのではないか
と、記していた
彼は佐兵衛の遺書を盗み見た(長女三枝子に頼まれた)
犬神家の顧問弁護士が改めて金田一に調査を依頼
さて
佐兵衛には娘が３人(３人とも母親が異なる)
長女 三枝子(未亡人) 彼女の息子は輝彦
次女美紀 婿は犬神製薬の東京支店長 子供は男女１人づつ
次女美紀の娘晶
三女光子 婿は神戸支店長 息子が１人
長女三枝子が復員した息子を連れて帰って来る
覆面を被っている
顔に大怪我をしたとか
本当に本物か分からないけど長女三枝子は本物だと言い張るから
いよいよ遺言状の発表
金田一も立ち会う
１つ、
犬神家の全財産及び
全事業の相続権を意味する三種の家宝
斧 琴 菊 は
次の条件の元に
陽子に譲る
１つ、
但し陽子はその配偶者を３人の娘の息子から選ぶ事
陽子が３人の他に配偶者を選ぶ場合は相続権を失う
１つ、
３人が結婚を拒否或いは死亡したる場合は
陽子は何人とするも自由とす
１つ、
もし陽子が相続権を失うか死亡する場合
３人の娘の息子に1/5づつ、優子の息子に2/5与える
↑佐兵衛が50を過ぎて作った長男
優子は長女・次女・三女に裸にされ折檻され追い出された
１つ、
陽子と３人の娘の息子が死んだ時は
優子の息子が全額相続する
*
次女の息子が殺され菊人形の首にされる
*
長女の琴の師匠今日子 目が見えない
*
三女の息子が琴糸で絞め殺される
*
実は覆面男は優子の息子だった
斧で頭を割られて湖に逆さ刺しにされる
*
金田一は犯人を見破る
それは、長女三枝子
でも、死体を細工したのは
優子の息子と長女三枝子の息子輝彦
↑こっそり町に帰って来ていた
長女三枝子は毒煙草を吸って自殺
息子輝彦は多分事後共犯の罪に数年の刑
陽子は輝彦が出所したら結婚すると約束
金田一は探偵費用3,500円を受け取って帰る
大ヒットし批評家からも高い評価を得た
石坂浩二にとっも主演作で初のヒットになった
この後市川崑と石坂浩二のコンビで
更に金田一耕助シリーズ４作が作られ
2006年には本作のセルフリメイクも作られた
テレビで見たのは40年も前だけど
今見ても そんなに古さを感じない
信州に那須市はない
ロケは信州の
大町市、上田市、佐久市で行なわれた
神社は大町市の仁科神明宮
湖 は大町市の仁科三湖(木崎湖、中綱湖、青木湖)
両方とも車で１時間と掛からない所
湖の横はたまに通る
子供を連れて遊びに行ったこともある
神社の方は
この映画を見た後 かみさんと行った
以外と小さな神社だった
1976年 日本映画 145分
ブルーリボン賞 助演女優賞受賞
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