「 十三人の刺客 」 | 0・・映画toほげほげ

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★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 刺客 "

 

監督 工藤栄一

出演 片岡千恵蔵    *刺客

      里見浩太朗 *刺客

      内田良平  *明石藩家臣

      丹波哲郎  *幕府 土井大炊頭利位

    丘さとみ   

     三島ゆり子  *(去年自害した)

     藤純子

      嵐寛寿郎  *刺客

      西村晃   *刺客

      月形龍之介 *(去年殺された)

 

  ***

 弘化元年(1844年(江戸231年/265))九月五日早朝

 江戸城馬場先御門外

 老中土井利位様お屋敷前にて

 播州明石藩主松平斉韶様家来

 江戸家老職間宮図書切腹せり

 

家老間宮が残した書状には
播州明石藩主松平左兵衛督
斉韶を諌める文言が
したためてあった

 

明石藩主斉韶

生来の残忍な性分 色を好み
家柄をわきまえぬ振る舞いは目に余る

さりとて12代将軍家慶の腹違いの弟

明年の江戸入りの折 老中職ご就任が決まっている

将軍家に逆らう術がない


老中土井
御目付千恵蔵を呼ぶ

尾張中納言様家来木曽上松陣屋詰牧野妥女に会わせる

 去年 明石藩主斉韶は参覲交代で江戸から帰る途中

 中山道木曽上松の陣屋に泊まった

 その折斉韶はお戯れ

 妥女の息子龍之介の嫁ゆり子は手篭めにされ

 

 龍之介は斬り殺され、ゆり子も自害した

なので、牧野妥女は斉韶を物凄く恨んでいる

 

天下の政の乱れと
災いが万人に及ぶのを憂う老中土井だが

自分は表立って動けない

千恵蔵は明石藩主斉韶の暗殺を決心する

 

 

斉韶に仕える御用人内田良平

用心深く頭も切れる
バカ殿の蛮行は目に余るが家臣の忠義も大事

明石藩家来門前の切腹に何の御咎めもなしとは ちとおかしい
老中土井家の様子を探らせる

どうやら

御目付千恵蔵がバカ殿の命を狙っている らしい

 

 

千恵蔵は大事に加わる人物を選ぶ

浪人・西村晃

徒目付組頭・嵐寛寿郎

6名

 預かったおぬしたちの命
 今からは この千恵蔵
 使い捨てに致す

更に2人加わる

 

 

芸者丘さとみ

千恵蔵の甥浩太朗さとみの紐

浩太朗も加わる

 

 

10月24日 早朝

松平斉韶様 参覲交代によりお国表へ江戸ご藩邸をご出立

 

まずは戸田の渡しで狙う

内田の備えは万全、暗殺は先送り

 

明石松平公御道中

初日 蕨宿 泊

2日目 上尾宿 泊

3日目熊谷宿 泊

4日目本庄宿 泊

五日目高崎宿 泊 江戸より30里

 

 

千恵蔵組は

松平斉韶様を討つは落合と定める

 

  

明石松平公御道中 信州に入る

11月7日

木曽福島を経て上松に差し掛からん

上松陣屋は千恵蔵の差し金により松平斉韶様の通行を断る

上松は尾張藩 尾張は徳川御三家の1つで力あり

 

内田良平は安全策をとり

伊那へ出て伊那街道から三州街道へ抜け

岡崎まで南下する道を提案

しかし

これでは逃げ帰ったみたいで世間の笑い者

松平斉韶の自尊心が許さない

伊那街道を回るも飯田から峠を越え中仙道へ戻ることになる

千恵蔵の思惑通り

 

落合宿の庄屋の娘純子

純子に惚れた山城新伍

千恵蔵組に加わり

刺客は落合宿に要塞を作り

松平斉韶を待つ

斉韶の護衛は総勢五十余名・・・

 

 

 

   

 

 

 

   「 七人の侍 」にちょっと似てる

   2010年にリメイクされた

 

   最後の舞台は岐阜県だが

   信州との国境

   中仙道は塩尻から中津川まで歩いたことがあるし

   電車でなら名古屋へ行くのに中央西線でよく通る
   伊那には娘が3年住んでいたし

   車で名古屋へ行くのによく通る

    (ちなみに名古屋は西日本へ行く時の通過点)

 

   なので中盤に出てくる地名には親しみがある

 

 

   終盤30分の殺陣シーンは

   「 七人の侍 」より迫力がある

   と、言う人もいるが 

   これだけ大きな要塞を作ったのに

   工夫が足りない

   無駄に1対多の斬り合いが多い    

 

   路地に追い込んで籠の鳥状態にして槍で突き殺すとか

   小屋に閉じ込めて火を放って焼き殺すとか

   やりようはいろいろあったろうに

 

 

 


 

1963年 日本映画 125分