「 十二人の怒れる男 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " 12 angry men "

 

監督 シドニー・ルメット

出演 ヘンリー・フォンダ    #8

     ジャック・クラグマン #5

     ジョン・フィードラー #2

    ジャック・ウォーデン  #7

     マーティン・バルサム #1

     ロバート・ウェッバー #12

    E・G・マーシャル     #4

    エド・ベグリー     #10

    リー・J・コッブ      #3

 

 

ニューヨーク裁判所

228番法廷

殺人事件の複雑な審理も終わり

12人の陪審員に評決が委ねられる

被告人の有罪に妥当な疑いがあれば無罪

妥当な疑問がなければ有罪

評決は全員が一致するまで話し合うこと

評決が有罪なら被告は死刑

 

陪審員は退廷

 

 ***

今日はこの夏一番の暑さ

トイレから9番が戻って来て

12人の陪審員が陪審員室に揃う

 

アパート自室で18歳の少年が

父親をナイフで刺し殺した

とされる事件について

 

司会進行は1番

 

決を取ってから話し合うか
話し合ってから決を取るか

 

とりあえず、決を取ってみる

 

被告は無罪と思う人

1、3、4、7、10、12

2、5、6、11、9
11人が挙手

 

無罪と思う人

8番 ひとり

面倒くさい奴

無罪とも思わないけど

12人全員有罪だったら5分で終わっちゃうから

1時間位はみんなの意見を聞きましょうよ

 

2番、なんとなく有罪のような気がします

3番、2人の証人がいるから絶対有罪

4番、アリバイが疑わしいから有罪

5番、有罪だけど理由はパス

6番、少年は父親から殴られてるから動機があり有罪

7番、早く野球観戦に行きたいから有罪

10番、育ちが悪いから絶対有罪

 

 

8番、

検察側の証人は

遠くから見たひと1人、声を聞いたひと1人

あとは状況証拠

2人の証言には疑う余地がある

 

8番が提案
無罪でも有罪でも
どっちでもいいんですが


11人で無記名投票して

また全員有罪なら有罪でいいよ

 

9番が意見を変える

有罪だと思うけど

もう少し話あってもいいかな、と・・・

 

 

 

   

 

 

 

   舞台はほぼ一部屋

   登場人物はほぼ その中の12人

   全員が怒ってるわけでもない

 

 

   法廷サスペンスの傑作、密室劇の金字塔

   として高く評価されている

 

 

 

   この映画のパロディ

   「 12人の優しい日本人 」を先に見てて

   本家が後になっちゃったら

   あら不思議こっちがパロディに見えてしまう

   なんてことはないが

   「 12人の優しい日本人 」は

   要点を押さえたうまくできたパロディだと分かった

 

 

 

     1人の雄弁な陪審員の気まぐれが

     判決を左右する

 

     本当はどっちなのかは

     不明

 

     

     裁判の原則は

     有罪に妥当な疑いがあるなら無罪 (推定無罪)

   

     検察側には有罪を立証する必要があるが

     弁護側に無罪を立証する義務はない

 

     犯罪者を

     野に放つ結果になったとしても

 

 

 

 

 

1957年 アメリカ映画 96分 制作費35万ドル

 ベルリン国際映画祭 金熊賞、国際カトリック映画事務局賞受賞

 ブルーリボン賞 外国作品賞受賞