" ミュージアム"
監督 大友啓史
原作 巴亮介
出演 小栗旬
尾野真千子
田畑智子
市川実日子
高橋ユウ
滝沢涼子
妻夫木聡
小栗刑事は最低の父親
妻真知子は息子を連れ家を出る
***
2015年
小栗刑事は現場に到着
女性の死体が発見された
状況から察するに死後１日
犯人は害者を廃道に連れ込み鎖につないで
腹を空かせた大型犬3匹を放って立ち去った
(これはドックフードの刑)
*
小栗は付近の聞き込みに回る
収穫は雨合羽の人物が現場付近をうろついていた
昨日は雨だった
*
害者は26歳女性 アパレル勤務
３日前 交際相手により捜索願が出されていた
*
オタクでニートの引きこもり
28歳 無職
自宅から蛙合羽に拉致され
母の痛みを知りましょうの刑に処せられる
3280g肉を切り取られる
*
害者２人は共に
３年前に死刑判決を下された"幼女樹脂詰め殺人事件"の
裁判員だった
小栗びっくり
妻真知子も その裁判員だった
*
東京地方裁判所の裁判官(42)が行方不明になる
裁判官の愛人だったキャバクラ嬢ユウに
遺体が届けられる(体の左半分)(均等の愛の刑)
妻にも
遺体が届けられる(体の右半分)(均等の愛の刑)
*
"幼女樹脂詰め殺人事件"では
裁判官と裁判員は合計で９名
残るは
裁判長
Sさん、Tさん
占い館経営 M.T
裁判官 滝沢涼子
と、
専業主婦小栗妻真千子
真千子は現在所在が不明
警察は６人の保護を決定
しかし、時既に遅し
*
滝沢涼子裁判官の全裸死体が
冷凍室の中からで発見される
美容整形に金をつぎ込んでいたので
ずっと美しくの刑
*
占い業S.Tの死体が発見される
針千本飲ますの刑
*
小栗は妻の行方を捜す
真千子の友人智子に話を聞く
妻と息子は智子のアパートに居候していると判明
が、時既に遅し
真千子と息子は拉致られる
思い返せば返すほど小栗は最低の父親で最低の夫
*
*
あれは３年前
"幼女樹脂詰め殺人事件"の裁判
被告人は無罪を主張するも
メディアに洗脳されたバカな裁判官と裁判員によって
死刑判決を受け自殺した
真千子はショックで流産した
小栗は何にも知らなかった
仕事で疲れてたから
刑事も労働基準法に則って働くので
他の公務員より労働時間が長いということはないけど
*
*
今になって思えば冤罪かも
今回と同一犯かも
蛙合羽が小栗刑事に接触
そうだよ
僕の作った傑作の一つが
素人のバカ裁判員の浅はかな判決のせいで
凡人の作と世間に認知されてしまったのが
悔しくてならないんだよ
僕は表現者だ
人を楽しませるアーティストだ
君もいずれ僕のミュージアムに入れてあげる
小栗刑事は又と無い逮捕チャンスに呆然
逮捕する気力なし
蛙合羽は悠々と帰る
*
そういえば
犯行はいつも雨の日
今は梅雨だから
犯人は紫外線アレルギーかも
過敏症に詳しい実日子医師に話を聞く
妻夫木(31才)の名前が浮上
彼の資産家両親は
彼が子供の頃 細切れにされて殺された
彼には実は実日子という名の２つ違いの姉がいた・・・
(だから何？彼の犯罪性向との関係は？)
連続猟奇殺人犯と
彼を追う刑事を描く
蛙のお面
逆に目立つ
犯行には向かない
退屈はしないけど
終盤の犯罪は
クールじゃない
ストレスを溜め込むと
アレルギーになりやすい
ストレスを溜め込むと
異常性が増す
ってことらしい
事実、そうなんだけど
彼は妻子の
心を殺した
生きながら
ゆっくりと
その執念深さには
蛙男もびっくり
2016年 日本映画 132分
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