" HIGH STRUNG "
=弦を張る、緊張
監督 マイケル・ダミアン
出演 キーナン・カンパ
ソノヤ・ミズノ
アナベル・クタイ
アパートの自室でバイオリンを弾くジョニ
(UKから来た違法労働者)
***
タクシーでニューヨークに向かうキナン
マンハッタン芸術学院のダンス学科に入学(奨学金で)
ライバルになる嫌味な女アナベ
ルームメイトはソノヤ
2年先輩 (同じく奨学金学生)
*
ジョニは地下鉄のホームで演奏して小銭を稼ぐ
ジョニの下の階にはフリースタイル・ダンサー・チーム
*
キナンが習うのはバレエ
クラシックからコンテポラリーまで
*
学校の帰り
キナンはジョニと出会う
ホームでは
訥々にダンス・バトル
その間にジョニはバイオリンを盗まれる
*
キナンは学校からバイオリンを借りて
ジョニを
"弦楽器&ダンスコンクール"に誘う
下の階の連中に
バックダンサーを頼む
演技はイマイチ
ストーリーはお決まりコース
貧乏な美人とイケメソが
無名連中と友情の力で
エリート本命ライバルに
コンテストで勝って優勝
めでたし、めだたし
だからって
こんな有り触れた邦題を付けなくても
ダンスは本物
(ダンス素人の僕の目にはそう見える)
お釈迦様が若かりし頃
超ストイック修行をして
へろへろで死にそうになっていた時
美しい竪琴(みたいな弦楽器)の音を聞く
お釈迦様は弾いていた老人(だったかな)に尋ねる
どうしたら そんな綺麗な音が出るの?
老人が答える
弦は緩め過ぎると鳴らない
張り過ぎると切れる
ほとほどが大切じゃ
お釈迦様は はたと気づき
超ストイック修行を止め
程なく悟りを開く
HIGH STRUNG の原題は
その故事を基に付けられた
そんなわけないだろ。勝手な解釈をつけるな
心音は1度も聞こえない
ソノヤ・ミズノのダンスシーンは少ない
ダンサーを超えるのは
奔放な放浪者
2016年 アメリカ映画 96分
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