" THE RAINBOW THIEF "
監督 アレハンドロ・ホドロフスキー
出演 ピーター・オトゥール
オマル・シャリーフ
クリストファー・リー
カースティン・イムリ
あらすじ、ネタバレ御免
***
どこかの川沿いの町
川で捕った死んだ魚に舌鼓を打つオマル
住まいは下水道
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ごてごてのおもちゃ箱みたいな豪華な屋敷で
8匹のダルメシアンを可愛がるクリスト公爵
ビンテージ・ワインとか飲ませて
親族6人を集め(6人が押しかけ)晩餐会(6人の目当ては財産)
メインディッシュは骨(象の?)
ダルメシアンのメインディッシュはキャビア
宴たけなわの前にお開き
6人を帰して
娼婦のレインボウガールズ8人を呼んで
どんちゃん騒ぎ
心臓発作を起こす
電気ショックで蘇生するも昏睡状態
*
親族会議
このまま死ねば遺産は甥のオトゥルに行きそう
阻止する方法を検討
遅れて来たオトゥルは
隣の部屋でその話を聞く
*
数年後...
クリスト公爵はまだ死なない
変人オトゥルは下水道で船長気取り
行方不明の愛犬の代わりにぬいぐるが友
彼の面倒を見る その日暮らしの泥棒オマル
彼の楽しみはオトゥルが貰えるはずの莫大な遺産
*
なんだかんだで40分
*
億万長者クリスト公爵が死んだ!
オマルは大喜び
したのは束の間
遺産の行き先は"レインボウ娼館"
*
港町に大嵐
70年ぶりの大洪水
一旦は逃げたオマル
オトゥルを救出に下水道ヘ向かう
が
オトゥルは流される
代わりに彼の愛犬を発見
めでたし、めでたし
「 エル・トポ 」
ホドロフスキー監督作品
随所、随所、ホドロフスキーらしい
まがまがしい映像はあるが
舞台がちょっと前の時代の さびれた町で
全体として映像が彼の作品としは地味
プロデューサーから脚本の変更が認められず
ストーリーも地味
"最も個性に乏しいホドロフスキー作品"
と、評された
監督自身も、この作品を否定している
1994年 UK映画 94分
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