" PICP0CKET "
監督 ロベール・ブレッソン
出演 マルタン・ラサール....ミシェル
マリカ・グリーン.....ジャンヌ
あらすじ、ネタバレ御免
本作は刑事物ではない
映像と音楽で ある青年の
悪夢の表現を試みている
彼は自分の弱さから
スリという冒険を行う
この冒険が奇妙な道筋を経て
結びつける二つの魂は
この冒険なくして
出会う事はなかった
***
競馬場
きょろきょろするミシェル
数日前に決めていた
彼に度胸が?
やるべきか?
前の女性のハンドバッグから
現金をスる
ミシェルは自分に酔っていた
が、
1分後には逮捕
されるが、
確かな証拠がない以上
ミシェルは自由の身
*
母のアパートへ
1か月ぶり
下の階のジャンヌに会う
彼女は母の面倒も見てくれている
母は苦しんでいる
ジャンヌに金を渡し
母に会わずに帰る
*
好青年のジャックに会う
仕事の紹介を頼む
ミシェルを逮捕し釈放した刑事に出会う
受け売りとしながら持論を述べる
軽率、警戒不足か?
有能な者には特権がある
不遇の場合は法を犯す自由もある
現状の非常識を転倒する
*
帰りの地下鉄の中でスリを目撃
鮮やかな手技に感動
練習して手技を取得、実践
自信をつける
1週間続ける
収穫は危険に見合わない
スリがバレる、財布を返して逃げ帰る
数日間部屋に籠る
*
ジャンヌが会いに来る
母は重病、ミシェルに会いたがっている
*
凄腕のスリが会いに来る
15分で意気投合
多くの業を惜しみなく教えてくれる
*
ジャンヌから
至急来られたし の置き手紙
ミシェルは母の部屋へ
母に別状なし
別れの言葉が言いたかった
まもなく葬式
*
ミシェルは青年と組んでスリ
次は3人で組む
スリを繰り返す
*
ジャンヌが警察に召喚される
ミシェルは母の部屋からも金を盗んでいた
*
ミシェルは
パリからミラノへ逃げる
ミラノからローマへ
その後 イングランドへ
2年間 ロンドンで稼ぐ
大半はバクチや女に消え
あてもなく無一文でパリに戻る
ジャンヌは未婚の母
*
競馬場
ミシェルは囮捜査に引っかかり
逮捕される
拘置所の中のミシェル
面会に来たジャンヌ
2人の愛は深まる
FIN
冒頭の説明で
映像と音楽で ある青年の
悪夢の表現を試みている
と、あるから
セリフがないのかと思ったら
初っ端からナレーションの連続
普通にセリフもある
日本語訳が
映像とセリフ の間違いか?
なら普通の映画、ことわる必要もないが
当時の流行りか?
二つの魂
ってのはミシェルとジャンヌ
なら
母の世話をしてくれていた人なので
スリをしなくても出会ってた
罪の意識が
ミシェルをジャンヌと結びつけた?
フランス映画版「罪と罰」?
1959年 フランス映画 76分
ビートルズの歌に「ミシェル」ってあるけど
その「ミシェル」は女だよね?
ミシェルは
男性名にも女性名にも使われ
男性はMichel
女性はMichelle
男性の場合、英語だと
同じ綴りでもマイケルになる
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