「 火の山のマリア 」 | 0・・映画toほげほげ

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♪ ほげほげたらたらほげたらポン ほげほげたらたらほげたらピー ♪
★映画のほげほげ等、気まぐれ備忘録★

  " IXC⋀NUL volcán "

         = 火山

 

監督 ハイロ・ブスタマンテ

出演 マリーア・メルセデス・コロイ

   マリーア・テロン

 

 

娘に髪飾りを付ける母

 

 ***

嫌がる雄豚を母娘は引っ張り

雌豚の柵に入れる

イグナシオ家に振る舞う前に種付け

雄豚ヤル気なし

ラムをがぶがむ飲ませ

酔った勢いでヤル気にさせる

 

 *

棒(唐棹みたいな)で叩いて脱穀(打穀)

 *

火山の神に娘の良い縁組を感謝

 *

娘の名はマリア

 コーヒー農場で働く青年ペペに惹かれるけど

 それにはお構いなく

  *

母とマリアは雄豚の首を切り

皮を剥ぎ煮込む

 *

イグナシオ家が来て昼食会

マイアはイグナシオの後妻になることが決まる

イグナシオは地主、マリアの父は小作

母と父は大喜び

  *

 村の畑に毒蛇出現

 このままでは種撒きが出来ない

  *

マリアが惹かれるペペは

アメリカへ密入国するつもり

マイアは連れいってもらいたい

ペペは味見が先だと迫る

 

マリアはペペに体を許す

そして妊娠

 

ペペはマリアを捨て1人メキシコへ

 

マリアの妊娠を知った母

イグナシオに知れれば父はクビ

マリアの子を何とか堕ろそうとするが・・・

 

 

 

   

 

 

 

   中米でマヤ文明を築いたマヤ人は

   スペインの侵略により

   多くの居住区を奪われたが

   グアテマラの高地などで

   昔ながの生活を送っている

 

 

   現在のグアテマラの公用語はスペイン語

   国民の6割がスペイン語を話し

   マヤ系言語を話すマヤ人は2割程度

 

   そのマヤ人の暮らしを世界に伝えたいと

   グアテマラの映画会社により

   この映画は作られた

 

 

   昔ながらとはいえ

   少しずつ現代文明が流れ込む

 

   日本でいえば

   昭和初期の田舎みたいな

 

   伝統を守る世代

   伝統を嫌う世代

 

 

 

   パカヤ火山の麓で暮らす

   マヤ系家族(マリアと両親)の葛藤を描いた

   ヒューマン・ドラマ

 

   堕ろせないと諦めてからの

   母親の肝っ玉の座りっぷりが見事

 

 

   ハイロ監督は初長編映画ながら

   しっかりした作りで

   公用語を話せない不利益など

   社会問題も盛り込んで

   評価は高い

 

 

 

 

 

2015年 グアテマラ/フランス映画 92分

 ベルリン国際映画祭 アルフレード・バウアー賞受賞