監督 長崎俊一
原作 坂東眞砂子
出演 夏川結衣
筒井道隆
栗山千明
根岸季衣
大寶智子
山に入り真言を唱える修験者5人
高知県北西部 矢狗村
四国の丁度真ん中
護摩に向かい座る白装束の少女千明
母季衣と共に口寄せの血筋
***
仲良し小学生3人組
結衣と千明と道隆
結衣は家族と引越し
村を出て東京へ
*
*
時は流れて大人の結衣

親に頼まれて田舎に帰る
千明は死んだと同級生智子に聞く
16歳の時、川に落ちた?

*
千明の母はお遍路中
第34番札所、高知県種間寺
*
結衣は田舎の自宅で1人寝る
死んだ千明が現れる
夢か? 幽霊か

*
道隆に会う
本当は
千明は悪霊にとり殺された?
この近くに
黄泉の国の出入口がある?
*
千明の母はお遍路中
今が16回目の逆回り
*
結衣は道隆が好きだった
再会したらまた好きになった
千明は道隆が好きだった
道隆も千明が好きだった
けど
もう死んじゃったし
再会したら結衣が好きになって
そんな勝手許しません
死んだ千明が嫉妬

やがて
千明は生き返る・・・

四国八十八箇所を
死んだ人の歳の数だけ逆回りすると
死んだ人が生き返る?
四国八十八箇所の道程は約1,200km
時速5kmで1日8時間歩くと
1周するのに30日
さて
四国八十八箇所は
空海にちなんだ寺を回る遍路で
空海はもちろん仏教の僧侶
仏教では輪廻転生を信じ
すべての生き物は49日後に生まれ変わる
ってことは
2歳以上で死んだ生き物では
歩いて回ったのでは四十九に間に合わず
元の姿に蘇らすのは難しい
お遍路と
蘇りを結びつけるのは
無理がある
あんまり怖くない
オカルト・ホラー
自分の意思に関係なく
生き返らされて
悪いことする意思はなく
あんまり悪いことはしない
生き返って
なんだかんだする前に
短期間であの世に帰される
栗山千明は15歳
初々しい

1999年 日本映画 100分

四国八十八箇所は
大学2年の夏休みに歩いて回った
気分は巡礼ではなくピクニック
一番札所から順番通り八十八番札所まで
八十八箇所を30日で歩き
僕が一番体力のあった時期
十番札所に戻り一番札所まで逆に辿った
当時それが正しい作法とされ
引き続き高野山に行く予定だった
10箇所だけ逆に回ったわけだが
そんな程度では死者は蘇らず
結果は逆になった
僕が一番札所の門をくぐると
きょろきょろしていた寺務所の人が
僕を見つけて
0さんですか?
と、僕の名前を呼ぶ
今、自宅からお電話が掛かって来てます
当時は携帯電話がまだなかった
(今でも持ってないけど)
寺務所の電話に出ると母からで
お祖父さんが亡くなったから
高野山には行かず帰って来い
よくここが分かったね、と聞くと
母も驚いた様子で
そろそろ其処だとうと思ったけど
ぴったりだったね
葬式では
僕が祖父の為にお遍路したと
勝手な誤解で褒められたけど
逆に祖父の方が
僕のお遍路が終わるまで待ってくれたのかもしれない

南無大師遍照金剛 同行二人
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