監督 フアン・ソラナス
出演 ジム・スタージェス
キルスティン・ダンスト
ティモシー・スポール
宇宙で唯一
"二重引力"が存在する太陽系
双子の惑星が
１つの太陽を回りながら
それぞれの重力が
反対方向に作用している
二重引力の3つの基本法則
あらゆる物質は
それが発生した星の重力に引き寄せられる
物質の重さは
反対側の"逆性物質"で相殺できる
"逆性物質"に接触した物質は
数時間で燃え始める
２つの世界の接触が
禁じられていた時代
"上"の世界の巨大企業トランスワールド社だけが
２つの世界をつないぎ
"下"の世界の安い石油を採取していた
"上"は裕福で繁栄し
"下"は"上"から逆性物質を盗み
燃料とし生き永らえていた
ジムは"下"の養護施設で育った
彼の大叔母は昔の智慧を知っていた
その１つがピンクミツパチ
山奥に住み両方の世界の花のミツを吸うハチ
ある日
12歳のジムは
ピンクミツバチが集めるピンク花粉を集めに
("上"の引力の影響を受ける)
山奥へ、山を高く高く登る
"上"に限りなく近い
ジムは"上"の山を歩くキルスティン10歳と出会う
*
月日は流れ
"下"の山の頂のジム
"上"の山の頂のキルスティンを
ロープで引き寄せデート
しかし
密会がバレ
キルスティンは"上"に落下し大怪我
ジムは逮捕される
*
10年後
ジムは闇研究所の研究員
闇研究所では怪しい研究がいろいろ
"上"の放送が映るテレビ、とか
ジムは"上"の放送に映るキルスティンを見る
彼女はトランスワールド社の
グラフィク・デザイン部社員
ジムはトランスワールド社に入る
"上"の社員スポールと知り合う
社内で唯一の喫煙者
ジムは
キルスティンとの再会を計画
でも彼女は記憶喪失・・・
キルスティン・ダンストは
10年前の「 スパイダーマン 」の恋人
どこにでもいる隣のお姉さん風で
特別な美人じゃないし
歯並びも悪い
ロープで引き寄せるには
それなりの体力も要りそう
偶然知り合った女の子としては
真実味はある
設定は面白く
映像も面白い
SFだけど
テーマは恋愛
僕の苦手な分野
"上"と"下"の惑星が近過ぎる
これでは陽が射す隙間が少な過ぎる
重さの相殺は
反対側の"逆性物質"じゃなくても
反対側のどんな物質でも良さそうだけど
2012年 フランス/カナダ映画 108分 制作費5,000万ドル
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