" DRONES "
監督 リック・ローゼンタール
出演 マット・オリアリー
エロイーズ・マンフォード
早朝の街
ボクシング・ジム
1人サンド・バッグを叩くエロイーズ
外から聞こえる
戦闘機の飛行音
*
クリーチ空軍基地
ネバダ、アメリカ
基地の隅に置かれたコンテナの中
爆撃シュミレーションに興じるマット一等兵
呆れ顔のエロイーズ中尉
これも訓練の一環ではあるが
2人の任務は
遥か中東を飛ぶ無人戦闘航空機"RQ-1 プレデター"での
HVT(High Value Targets/高価値標的)の発見と殺害
今回は
アルカイダ工作員と目されるマフムドの実家の監視
彼が現れた場合は小型ミサイルで攻撃
エロイーズは
今日が赴任初日
彼女は元戦闘機エリートパイロット
網膜剥離で配置換え
基地の片隅で
実機パイロットとは比べようもない
地味な任務
トイレは室外の仮設
クーラーは壊れてる
*
HVTの実家に動きあり
マフムドの妻子が
マフムドの誕生日を祝う横断幕を掲げる
マフムドが帰って来る可能性大
民間人の被害は最小限にしたい
家に入る前に攻撃したい
攻撃には
本人の目視確認が必要
エロイーズとマットは
マフムドの実家及び
周辺の道路を見張る・・・
登場人物はほぼ2人
舞台はほぼコンテナの中
ほとんどが座ったままの
モニターを見ながらの会話劇
銃を構えた兵士は出て来ない
ドローンは打ち落とされない
空中戦はない
ドローンは画面にすら映らない
地味な任務を地味に描く
少々退屈ではあるが
緊張感と葛藤は伝わってくる
低予算ぽいがB級感はない
多分
かなりの確率で
似たような事は起こっている
カメラに写るのは本物の標的か
標的は本当にテロリストか
巻き添えは何人までが許容範囲か
無人機の遠隔操作パイロットは
戦地に展開している兵士よりも
高い割合でPTSDを発症する
2014年 アメリカ映画 80分
無人戦闘航空機"RQ-1 プレデター
全長8m
翼幅15m
ミサイル4機搭載
パシュトー語を使い
クリーチ空軍基地から12,000㎞だと
このあたり
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