監督 J・リー・トンプソン
原作 ピエール・ブール
出演 ロディ・マクドウォール、猿
リュー・エアーズ
ジョン・ヒューストン
北アメリカ、2670 Ａ.Ｄ.
谷の村で歴史を語る猿
神が動物と人間を創ったのは
仲のよい友達として
平和に暮らすためだった
たが やがて
人間が神の信頼を裏切り
教えに背いて戦争を始めた
人間だけでなく
猿にも敵意を抱き奴隷におとした
神は怒って
奇跡の猿２匹を
救世主の親として送った
２匹は未来の地球からやって来たが
口のきける２匹の猿を人間は恐れた
２匹は無残に殺された
だが産まれた子猿は無事に成長し
同胞を人間から解放した
人間との戦いに
猿は勝利をおさめたが
世界の大都市は壊滅し
地球は激戦で荒れはてた
救世主は
生き残った者を集め
緑の野を見つけ人間との共存をはかった
神の意志にそって
その救世主は
名をシーザーといった
***
***
野を馬で駆けるゴリラ、アルド将軍
谷間の猿の村へ
猿の召使として働く人間
元知事の側近の弟マクド
今は猿シーザーの側近
人間が猿の学校で文字を教える
シーザーの子コーネリアス２世も授業を受ける
猿は猿を殺すべからず
アルドは授業に遅刻
読み書きの勉強は嫌い
先生はアルドの悪ふざけに"ノー"と言って
アルドを怒らせる
"ノー"は猿が奴隷時代に言われ続けた言葉
猿社会では
人間の猿に対する"ノー"は禁句
*
核爆弾で破壊された都市の
地下シェルターに
両親のビデオが残っているかも
と、シーザーはマクドから聞く
シーザーはマクドと
物知りオランウータンのバージル、と
破壊された街へ
街は放射線量が高いので
長居は危険
*
地下シェルターには
爆死を免まぬがれた人間がこもる
*
シーザーたちは地下保管庫に到達
1973年の大統領査問委員会のフイルムを発見
地球消滅の未来を知る
バージルは
未来を変えられると主張
*
地下人間はシーザーたちを発見
２匹と１人の捕獲を図る
シーザーたちは命からがら逃げ帰る
地下人間の新知事は猿村全滅を企てる
２匹と１人の尾行を命じ
猿村を突き止める
にわか地下人間軍は猿村へ出陣
*
猿村では
ゴリラのアルドがシーザーの独裁に反発
人間殺害と政権転覆を企てる
そのゴリラ族の秘密集会を
コーネリアス２世が目撃
アルドに追い詰められ
木から落とされ重態
ゴリラ族が地下人間襲撃軍を発見
シーザーが
コーネリアス２世に付きっ切りなので
アルドがリーダーの座を乗っ取る
人間を檻に入れる
武器庫を襲い武装する
*
コーネリアス２世死亡
*
地下人間軍の猿村襲撃開始
猿たち村境で迎撃
劣勢、後退
村に誘い込んで反撃
地下人間を生け捕り
*
逃げる地下人間を
今まで隠れていたアルド軍が殺す
*
シーザーとアルドの主導権争い
コーネリアス２世は
アルドに木から落とされ死亡したと判明
アルドは木の上でシーザーと揉み合い
木から落ちて死亡
*
*
北アメリカ、2670 Ａ.Ｄ.
谷の村で歴史を語る猿
それを仲良く聞く
猿と人間の子供
涙を流すシーザーの石像
シリーズ最終作
"猿vs人間"の核戦争は描かれず
少々拍子抜け
ここから第１作までは1300年
その間に何が起こるかは描かれず不明
猿と人間が共存し
未来は変わるかもと示唆する終わり方だが
涙を流す石像は
未来は変わらないとの暗示？
この後
人間が衰退して
未来は変わらないとする方が
全体としてはすっきりする
この最終話はいらない
この前後の方が知りたい
1973年 アメリカ映画 86分 制作費180万ドル
サル目
オナガザル上科
オナガザル科
オナガザル亜科
ヒヒ族
マカク属 ニホンザル
チンパンジー上科
チンパンジー科
オランウータン亜科
オランウータン族
オランウータン属 オランウータン
チンパンジー亜科
ゴリラ族
ゴリラ属 ゴリラ
チンパンジー族
チンパンジー属 チンパンジー
ヒト属 ホモ・サピエンス
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