" In Cold Blood "
監督 リチャード・ブルックス
原作 トルーマン・カポーティ
出演 ロバート・ブレイク as ペリー
スコット・ウィルソン as ディック
ジョン・フォーサイス
暗闇を走る
カンザス市行きのバス
特徴ある裏底のブーツを履き
ギターを爪弾く男
***
咳き込む農家の父
納屋から猟銃を持ち出し
車に乗る息子
*
バスは農村ホルコムを通り
早朝ミズーリ側カンザス市に到着
ギター男は
大きな箱を肩に担ぎバスを降りる
*
どこにでもいる
そこそこ裕福な4人家族
どこにでもある朝の風景
***
ギター男仮出所中ペリーは
8月に出所した務所仲間ディックから
手紙を受け取った
成功間違いないヤマだ
11月14日にバスで来い
ペリーは猟銃男ディックと
バスターミナルで合流
ディックの車で西へ
狙うヤマは
務所の中で聞いた家
事務所の古い金庫に眠る1万ドル
場所はカンサス市から西へ600km
クラター氏の家
*
どこにでもいる
そこそこ裕福な4人家族
大きな不満はなく幸せなクラター家
*
深夜
ディックとペリーは
目的地に到着
*
1959年11月15日朝
クラター家を訪れた知人が遺体を発見する
*
捜査担当カンザス州警察捜査局長官は
フォーサイスら4人の捜査員を任命・・・
原作は
実際の事件を取材して書かれた
ノンフィクション・ノベルの走り
その辺のことは
映画「 カポーティ 」で描かれていて
そっちを見てからの鑑賞
原作者カポーティが
犯人ペリーに取材しているので
捜査側よりも
犯人側の描写が主
ペリーに対しては
唆された面もあるとして
やや同情的に描かれる
昔の映画に共通する特徴で
展開が遅い
犯行の詳細は終盤に描かれる
その頃には退屈して酔ってて
( これは僕の個人的なコンディション )
もうどうでもよくなってる
1959年11月14日の犯行当日から
1965年4月14日の死刑執行まで
死刑囚は自殺しないように
他の囚人より特別な注意が払われる
ちょっと不思議
どうせ殺すなら
自殺してもいいような気がするが
冷たい血の流れる人間はいない
低体温症で死んじゃうから
1967年 アメリカ映画 134分 制作費350万ドル
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