" CLOUD ATLAS "
監督 ラナ・ウォシャウスキー 1849、2144、2321
アンディ・ウォシャウスキー
トム・ティクヴァ 1936、1973、2012
原作 デイヴィッド・ミッチェル
出演 トム・ハンクス 2321
ハル・ベリー 1973
ぺ・ドゥナ 2144
ジム・ブロードベント 2012
ベン・ウィショー 1931
ジム・スタージェス 1849
ヒューゴ・ウィーヴィング
キース・デイヴィッド
ジェームズ・ダーシー
ジョウ・シュン
デヴィッド・ジャーシー
スーザン・サランドン
ヒュー・グラント
2346
トムは過去を振り返る
1849
スタージェスは海岸で医師と出会う
1936
ベンは遺書を書く
1973
ハルは原発へ向かう
2012
ブロードベントは事件への関与を否定する
2144
ドュナは取り調を受ける
***
太平洋諸島、1849
弁護士スタージェスは奴隷売買の契約を終える
暑い気候になれないスタージェスは
寄生虫にやられるがトム医師に救われる
スタージェスは胸にほうき星のアザがある
*
ケンブリッジ、1936
腰にほうき星のアザがあるベンは
ダーシーとホテルのベッドで別れ
エジンバラへ向かう
ベンは大作曲家ブロードベンドの楽譜係になる
大作曲家は既に老いぼれ気難しい
大作曲家の世話をする妻ハル
*
サンフランシスコ、1973
ハルは三流誌のゴシップ記者
停電で閉じ込められたエレベータで
ダーシーと知り合う
ハルは左肩にほうき星のアザがある
ダーシーはベンを思い出す
ダーシーは物理学者
重要で危険な情報をつかんでいる
*
ロンドン、2012
ブロードベントは編集者
トムの本を出版したが人気薄
トムは雑誌の酷評が原因と逆恨み
その書評家の態度に怒り殺す
トムはカルト・ヒーローになり
トムの本はベストセラーになる
ブロードベントは一躍シンデレラ
だが
トムの子分が金をせびりに来る
*
ネオ・ソウル、2144
複製種ドュナ451は
ダーシー記録管から取り調べを受ける
複製種ドュナ451は他の複製種同様
毎日同じサイクルを繰り返して来た
朝4時に刺激物質で起こされ
衛生処置され
制服を着て食堂ホールへ直行
5時に配置につき、お客様にご挨拶
その後19時間、注文を取り給仕
店内清掃後"ソープ"を飲み睡眠ボックスへ
彼女たちは
年季が明け自由になる日を楽しみに
働き続ける
あの夜、複製種ドュナ451は
複製種シュン939が
これは不当な監禁だと考えていることを知る
複製種シュン939は脱走を試み殺される
*
ビッグ・アイル、"崩壊"後106度目の冬
トムの心には
いつも悪魔ヒューゴがささやきかける
トムは義弟スタージェスと森へ行き
義弟の先祖参りが終わるのを待つが
義弟はコナ族のヒューに襲われ殺される
トムは心の悪魔ヒューゴのささやきに従い
岩陰に隠れ彼を見捨てる
島外に住むプレシエント族は
古の文明を維持している
ある日、プレシエント族のハルが
トムの妹シュンの家にやって来る
村人はハルを女神のように歓迎する
しかし、トムは彼女を信じない
信じるなと心の悪魔ヒューゴがささやく
トムは怖い夢を見る
自分の知らない様々な時代
呪術師スーザンを訪ねる
女神ドゥナ様のお告げを聞く
橋が崩れたら下に隠れよ
血塗られても手を離すな
敵の寝首をかいてはならぬ
*
1849
母国アメリカヘ船で向かうスタージェスは
密航奴隷に助けを求められる
*
1931
ベンが書いた大作曲家の曲は
大指揮者ヒューゴに絶賛される
ベンはその傍らで自分の作曲を始める
交響曲"クラウド アトラス六重奏"
*
1973
ダーシーは42年前の手紙を懐かしむ
ヒュー国務大臣は原子力政策を押し薦める
ダーシーはハルを呼び出すが
殺し屋ヒューゴに殺される
*
2012
ブロードベントは金の工面に大わらわ
儲けた印税は借金の返済で残っていない
ブロードベントは兄ヒューを頼るが
ブロードベントは足首ほうき星のアザがある
*
2144
複製種ドュナ451は
革命家スタージェスから脱出を誘われる
複製種ドュナ451は首にほうき星のアザがある
*
"崩壊"後106年
トムはハルから悪魔の山への案内を頼まれる・・・
6話のオムニバスだが
時間と空間を超え
物語は複雑に絡み合う
複数のコンピュータを
ネットでつなぐことをクラウドと言う
それぞれのスペックが低くても
複数つなげば複雑な作業が可能になる
カルロス・カスタネダは
もちろん読みました
カルマや前世は
あるかも知れないと思っています
人間は
知恵が追いつかないほどの
欲望を持っている
なぜ人は
同じ過ちを
何度も何度も犯すのか
3時間近い映画だが
編集がうまく飽きさせない
2012年 ドイツ/アメリカ映画 172分 制作費10,000万ドル
放送映画批評家協会賞 メイクアップ賞受賞
1973年のシークエンスが
モデルとした事件
1974年
プルトニウム関連の"カー・マギー社"の
社員"カレン・シルクウッド"が
原子炉の燃料欠陥を発見
関係資料を持ち出し
"ニューヨーク・タイムズ"に届けようとしたが
その途中の高速道路で後ろから追突され
高速道路から飛び出し即死
いつの間にか関係資料は一片残らず消えていた
さらにこの事件に関係ある4人が謎の死を遂げた
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