" DE ROUILLE ET D'OS "
= 錆と骨
監督 ジャック・オーディアール
原作 クレイグ・デイヴィッドソン
脚本 ジャック・オーディアール
音楽 アレクサンドル・デプラ
出演 マリオン・コティヤール
マティアス・スーナールツ
5歳の息子と着のみ着のまま列車の旅
マティアスは妻と別れたばかり
ベルギーからフランスへ来て
お金はもうほとんどない
やって来たのは南仏アンティーブ
姉アナの夫リシャールがトラックで迎えに来る
姉と会うのは5年ぶり
姉はスーパーのレジ係
夫リシャールは冷凍食品の配送
姉夫婦も金回りは悪い
格闘技の経験のあるマティアスは
警備員の職に就く
最初の仕事はクラブの警備員
酔って喧嘩したマリオンを介護
彼女を家まで送る
マリオンはマリンランドで働く
シャチ調教師のリーダー
ショーの最中
後輩に気を取られたマリオンは
シャチに足を噛まれる
病院に運ばれたマリオン
目覚めた時には
両足の膝から下がない
死にたい
そして
マティアスは
車椅子のマリオンと再会
子育ては姉に任せきり
いい女を見ればナンパしてハメる
1番の生き甲斐は格闘技
マリオンはただの女友達・・・
なんとなく
恋愛ドラマを連想させる邦題だけど
明るい恋愛ドラマではない
誰かと世界を歩き回る
ロード・ムービーでもない
君と歩きたくても
足がない
クレジットでは
マリオン・コティヤールが1番だが
主役はマティアス・スーナールツ
無責任な主役の
屈折した人間ドラマ
いいかげんにせぃ
と、言いたくなる
血の味は
鉄錆に似てる
2012年 フランス/ベルギー映画 122分 制作費2,100万ドル
セザール賞 有望若手賞、脚本賞、音楽賞受賞
ベルギー王国の公用語は
オランダ語とフランス語
4割の人がフランス語を話す
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