監督 ダニー・ボイル
音楽 アンダーワールド
出演 キリアン・マーフィー 物理学者
真田広之 船長
ミシェール・ヨー 植物学者
クリス・エヴァンス エンジニア
ローズ・バーン パイロット
トロイ・ギャリティ 副船長
ベネディクト・ウォン エンジニア
クリフ・カーティス 精神科医
太陽は死にかけている
人類は滅亡に直面している
７年前
太陽の活性化を目的とした
イカロス計画をスタートさせた
しかし太陽到着直前、失敗に終わった
16ヶ月前
キリアンと７人の乗組員は
凍てついた地球を飛び立った
彼らに託された積み荷はペイロード
長さ20kmに及ぶ核爆弾
彼らり使命は
太陽の中に太陽を創ること
核爆弾を背負わされた８人宇宙飛行士
爆弾はキリアンが造った
それが"イカロス２号"
現在、太陽までの距離5,800万Km
地球からの距離8,800万Km
遮光フィルターの透過率を3.1%まで上げ
光の強さに驚きと喜びを感じる
精神科医カーティス博士
太陽風の測定値が予想以上に高い事を危惧する
真田船長
副船長トロイの計算では
24時間以内に地球との通信は不能になる
予想より７日早い
物理学者キリアンは両親に最後のメッセージを送る
人工の農園で野菜を育てる植物学者ヨー
酸素量はやや過剰気味だが問題なし
太陽接近と共にやがて減る
太陽風の向きが変わる
メッセージの送信できなくなり激怒する
エンジニア・エヴァンス
疑似地球体験室で心を静める
真田船長は
イカロス１号からの連絡記録を確認する
遮熱シールドの左上部に接触物を感知した
やがてそれは小規模の砂嵐のようになった
サイズは雨粒大
19ヵ所に孔が開きエンジン室にも被害が出た
３班が交替で修理
少量の蒸気を失っただけで済んだ
展望室から見ていたが
月面基地の君らにも見せたい
例えようもなく美しかった
パイロットのローズ
水星が太陽を横切る時間を割り出す
８人は天体ショーを楽しむ
副船長トロイは通信機材のチェック中に
送信電波を拾う
それはイカロス１号からの救助信号
計算上、彼らの位置は太陽のすぐ近く
その20,000Km近辺を通過する予定
エンジニア・ウォンの見解は
針路変更して救出に行くべき
エヴァンスの見解は
不可能
任務を優先すべき
精神科医カーティスの見解
任務遂行を何事にも優先すべき
ただし、成功率は不確か
１号の核爆弾を回収すれば成功率が２倍になる
リスクを冒す価値はある
船長真田は
核爆弾の専門家キリアンに決定を委ねる
キリアンは
核爆弾投下のシミュレーションを再確認
投下地点に到着
核爆弾を起動し投下
乗組員は４分以内に地球への期間操作を開始
４分後に爆弾の推進ロケットが自動的に点火
南極部の光環から太陽内部へ
磁場が開いて周囲の温度は20,000°Ｃ
シュミレーションの信頼度は45％を切る
有効な予測は得られない
可能性無数 正確度の保証不可
結論は出ない
これは賭け
人類はこの核爆弾を作るために
地球上の核物質を使い果たした
もう二度と作れない
１号の核爆弾の回収を決める
イカロス２号は針路を変える
そして
警報器が鳴り響く
ウォンは何度も計算をし直し検算を重ねて
手動操作で針路変更をした
それにより太陽との角度が１°づれた
しかし
シールドの角度変更を忘れた
船体の一部が焼けた
被害は軽微のようだが
センサーが焼け損傷の度合は不明・・・
予想外に
まともなSFだった
この映画を見て
近代SF映画の原点は、やっぱり
「 2001年宇宙の旅 」なんだと痛感する
2001年へのオマージュ的場面が
随所に見られる
キャッチフレーズをつけるなら
2001年、人類は太陽を背にし木星へ向かった
そして2057年
人類は水星を越え太陽へ向かう、、、
我々は塵だ
人間は塵にすぎない
我々は塵にかえる
2007年 UK映画 107分 製作費3,500万ドル
音楽が所々Brian Enoぽっいと思ったら
音楽担当のアンダーワールドはこの年
Brian Enoとセッションを行なっていた
2057年にこんなことになるなら
CO²削減はしない方がいいな
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